
こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。
先月の記事に引き続き、研究室生活春夏秋冬M2・1月編も日常のちょっとした出来事に関して綴っていきます。

それでは早速始めましょう!
初旬:修士論文を3日で作った!


年明けすぐから修士論文(修論)を作り始めました。
修論のイントロダクション作成の際、自身の卒業論文(卒論)の文章を一部転用したのですが、2年前の自分の文章の下手さに思わず赤面してしまいました。
卒論の文章は色々ぐちゃぐちゃ。句読点の場所が不規則でリズム感が悪く、読んでいて不愉快になる超へタクソな文章でした。
これでも卒論完成時には (最高傑作が出来上がった…!!!)と達成感に満ち溢れていたのですから、人間の思い込みが如何に恐ろしいものであるかがお判りいただけるかと思います。
(昔は本当に未熟だったな^^)と笑い飛ばし、2年間で培った文章力を元に大幅校正いたしました。
既に形になっているものを修正するだけだったため、さほど労力を要さず作業を完結させられました。
実験パートに関しては、修士課程の間に投稿した英語論文を和訳・再編集するだけで済みました。
図表は投稿論文のものをちょちょっと加工して貼り付けて、考察は新たな参考文献を引用しつつも一瞬で書き終えてしまいました。
私の修論は正味3日ほどでの完成でした。



修士課程の間に頑張って英語論文を書いてきて本当に良かったなぁ
と過去の自分に感謝しました。
私の修論は53ページと、卒論(58ページ)よりもページ数では劣っています。
しかし、卒論を書いてから修論を書くまでに
- 3回の査読論文を書きましたし
- 7回の学会発表をしましたし
- 採択率16%の学振DC1にも内定しましたし
ページ数には顕れない著しい成長をこの2年間で遂げたと確信しています。




下旬:JASSO第一種奨学金の返済免除申請


1/20から第一種奨学金 (という名の学生ローン)の返済免除申請用書類作成を開始しました。
修士課程の間に積み上げてきた実績をお金に換えるわけですが、この書類作成がめっっっっっちゃくちゃ面倒臭くて本当に大変でした。
配布されたExcelシートに業績を書き連ねていくだけでなく、その業績を証明する書類を用意せねばなりませんでした。
査読論文を書いた場合はその論文の表紙を、TAやRAをやった場合は労働条件通知書など諸々の資料が必要でした。
一番厄介だったのは、過去に参加した学会のプログラム(自分の名前が載っている箇所)の提出を求められたところです。
私、プログラムなんていちいち保存しておりませんでしたから、各学会のマイページにアクセスして入手することとなりました。
なお、M1の夏に出場した国際学会において、ホームページのURLが何故か無効になっていました。
”コレだとプログラムをダウンロードできないぞ”ということで、学会事務局に英語で問い合わせることで何とかプログラムを入手しました。
この記事をご覧の奨学生さん、参加した学会のプログラムはちゃんと保存しておいてくださいね。
WEB上で入手できる場合も(いつでも入手できるし♪)と気を抜くのではなく、ダウンロードできるうちに必ずダウンロードしておくことを強く推奨いたします。
また、奨学金返済免除ポイントの対象となる業績についてもしっかりと確認しておきましょう。
論文投稿や学会発表など、周囲と差をつけられる箇所で返済免除ポイントを大量得点して下さい👍
私の場合、修士課程に入る直前に以下のブログ記事と出会えたおかげで効率的にポイント集めができました。
なお、ポイント加算基準は大学により異なるらしく、あくまでも参考程度にご覧いただければと思います。


次回予告
研究室生活春夏秋冬M2・1月編はコレで以上となります。
次回、M2・2月編は月末に書き記す予定です。




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