【理系院生向け】就活を見据えて学生の間にやっておくと良い3つのこと

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。M1とD1の二度にわたって就活を行い、両方とも企業から内定を頂き勝率100%で終えました。

この記事では、二度の就活経験を踏まえ、就活を見据えて学生のうちにやっておくべき経験について解説します。

  • 就活を有利に進めるために何かやっておきたい学生さん
  • 何をすれば面接官から評価してもらえ、内定に繋がるのか知りたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

大学の研究

大学院生はまずご自身の研究へ真剣に取り組んで下さい。就活よりも研究が優先。研究を疎かにしている学生は、企業からあまり評価してもらえません。

一刻も早く院から出たい気持ちは私にも痛いほど分かります。どうして学費を”払って”研究室で働かなきゃいけないのか理解できませんもの。どう考えてもおかしいですよね。理不尽極まりない仕組みがまかり通っている大学を脱出したいのは分かる。しかし、研究をテキトーに済ませてしまうと、面接で自分の研究について話す際に何も語れません。少し深掘りされただけで答えられなくなり、口をパクパクさせて「あー」とか「うー」とかいった呻き声を出してノックアウト。面接官にも伝わってしまうはず。(あっ。この人、さては研究をサボってきた怠け者だな?)と。企業の人事は怠け者を入社させたいでしょうか?させたい訳が無いんですよね。

企業が院生を採用するときは「研究基礎能力を持つ優秀な人材」と見なして雇います。研究していなければ基礎能力など有すはずも無く、専門性さえ身に着いていないから専門を活かした就活もできません。就活で内定を手繰り寄せたければ就活以外を頑張るのが近道。まずは目の前に転がっているご自身の研究へ懸命に取り組みましょう。研究を徹底的にやり込むと研究が自分の【ガクチカ】 (学生の間に力を入れて取り組んできたこと) になってくれるのです。アフリカへ学校を建てに行かなくてもこんなに近場でガクチカを作れます♪

コスパ度外視で何かへ思い切り打ち込む経験

近年、物事のコストパフォーマンス (コスパ)やタイムパフォーマンス (タイパ)を重視する風潮が強くなってきました。少しでもコスパの良い趣味を選び、少しでもタイパの良いやり方を採る。何とも余裕のない、汲々とした時代になりました。日本経済の衰退に伴い、若者の失敗を許容・受容できる社会の器が小さくなっていったのが原因。失敗ができなくなってしまったのです。失敗したが最後、既存のレールから外れて復帰できなくなるから、”上手く行く”と分かっている方法にしがみつき、何か新しいチャレンジを行いません。

物事を上達する秘訣はとにかくその対象へ時間を費やして臨むこと。やり方の工夫はもちろん大切だけれども、圧倒的な量は多少の質の低さを遥かに凌駕するのです。その際、コスパなんかいちいち気にしていたらやっていられません。最初はコスパが悪くて当然。何事も上達するにつれ、少しずつ時間をかけずに行えるようになるでしょう。企業に配属後、任される業務も最初は上手く行かないはず。一人前に仕事をこなせるようになるまでかなりの時間がかかるかもしれません。その時、”コスパが悪いから”と簡単に投げ出すわけにもいかない。仕事をやらなきゃクビにされます。解雇されたら明日の食事代に困り、苦しい生活を余儀なくされる事でしょう。

企業側の人間としては、『何事も最初はコスパが悪くて当然』と知っている人材に来て欲しい。自分の努力で少しずつコスパを高められる人材を希求しておられます。であれば、我々がすべきは『何事も最初はコスパが悪くて当然』と肌で実感する経験。勉強でもスポーツでも何でもOK。何かへ思い切り打ち込み、上達するまでひたすら努力を積み重ねる体験をしたいですね。努力が報われる素晴らしさもできれば味わっておきたい所。企業で業務へ挑む際の心の支えになる事でしょうから。まだ何に対しても打ち込んだことのない方は、ぜひ研究へ思い切り時間を費やしてみて下さい。新しい自分に出会えるはず。「自分、こんなに頑張れるんだ。知らなかったよ…」と殻を破れるかもしれません。

挫折経験

成功体験と同じぐらい失敗体験の重要度も高い。大きな失敗を乗り越えてきた人材は逆境に強く、そう簡単にはめげません。成功してばかりの人間は、キラキラとまばゆいばかりの輝きを放ちます。ですが、少し躓いただけで輝きが損なわれ、挫折から立ち上がれず永遠に輝きが失われてしまうこともあるのです。企業側としては”早期離職を防ぐ”という重要なミッションをも遂行せねばなりません。業務で多少挫折しても「なにくそ!」と歯を食いしばって立ち上がってくれる人材に来て欲しい。要するに、挫折体験のある人材に来てもらいたいのです。挫折を自分なりの方法で乗り越え、次にまた挫折しても乗り越える力があると見込まれる人が採用されます。私自身、M1とD1の二回受けた最終面接では両方とも自分の挫折経験について深く掘り下げられました。両方とも大学受験で浪人したことを話し、面接官さんへ好印象を与えられたようです。

「意図して挫折体験をする」というのはなかなか難しいと思います。研究や勉強、その他の様々なイベントに全力で取り組み、失敗したときに”もう二度と同じ失敗をしてたまるか”と立ち上がるぐらいしかできません。

最後に

就活を見据えて学生のうちにやっておくべき3つのことは以上。本記事に記載した3つをやっておけば、皆さんの履歴書やエントリーシートをより充実したものにできるでしょう。

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