就活はいつから開始すべき?3月からでは遅すぎる

こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大化学系大学院生のかめ (D2)です。D1の1月中旬より就活を始め、それからおよそ1か月で広島の某大企業へ内定して就活を終えました。

この記事では、就活を始めるべき時期について述べていきます。

  • これから就活を開始する学部生・大学院生の方
  • 就活に関して事前に情報収集しておきたい学生さん

こうした方々にピッタリな内容なので、是非最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

3/1からでは遅すぎる

世間では『採用活動の解禁日は3/1だ』とまことしやかに囁かれております。我々の親の時代だと、その半年も後から解禁されていたみたいです。世間や親の言う情報を鵜呑みにしていたら、きっと貴方は3/1以降、大変辛い思いをしながら応募可能な企業を探し回る羽目に陥るでしょう。3/1からではあまりに遅すぎる。3/1の時点でほとんど勝敗が決しているのが現代の就活だもの。【就職解禁は3/1から】とは、経団連があくまで解禁日の”目安”として定めただけの規則にすぎません。実際の所、3/1以前から既にあちこちで採用活動が行われているのです。

経団連に属している企業は一応、経団連の定めた【3/1解禁ルール】に従って動くことになっています。しかし、ルールへ素直に従っている企業などほとんどないと言っても良いでしょう。企業による抜け駆けが公然と行われている状況。抜け駆けが新たな抜け駆けを引き起こし、いつの間にか【3/1解禁ルール】が形骸化してしまっているのです。日系企業は「採用活動とは関係ないですから~」と念入りに前置きしたうえで、OB/OG訪問やインターンシップ、ジョブマッチング面談などを平気でバンバンやっておられます。企業が多大なコストをかけて行う活動が採用と無関係なワケがありません。【3/1解禁ルール】に学生が従って3/1に行動を開始すると、多くの企業の採用活動に乗り遅れてしまう可能性が高くなるのです。内定を得られる確率が下がって”就職浪人”がチラついてしまいます…

卒業前年度の6月からが理想

採用活動の波に乗り遅れないためにはいつ頃から行動し始めれば良いか?ズバリ、6月からです。『卒業前年度の6月から』になります。学部生は三年次の6月から動いてください。修士学生はM1の6月から動き始めましょう。6月から動き始める場合、十分な準備期間を確保した上で企業のサマーインターンシップに応募可能。インターンへ参加するためにもエントリーシート (ES) の用意が必要ですし、それらを書き上げ、推敲するための時間をたっぷりと取ることができるのです。

そもそも、就活はまず自己分析から始めなければなりません。就職四季報で高年収の企業をピックアップする…ではダメ。自分の趣味・趣向に合っていそうな業界を何個か見つけ出す。各業界の中でも会社によっては社風が全く異なりますから、自分に最も合っていそうな社風の企業を慎重にゆっくりと探り当てます。自己分析や企業分析にはかなり時間がかかってしまうでしょう。たとえそれらに1か月要したとしても全くおかしくありません。如何せん、自分の将来が懸かっていますから。慎重に慎重に、間違いのないよう丁寧に行わねばならない。自分や企業の分析を終えてようやくインターン用ESの執筆へ着手可能。ここまでに要する時間を鑑みれば、6月からの行動開始が適切かつ妥当なのです。

博士学生はもう少し遅めからでも大丈夫

私のような博士学生の場合、おそらく研究で手一杯なはず。規定本数の論文を執筆して出版しなければ、就職はおろか、博士課程の修了さえ覚束なくなってしまいますから。就活は研究やその他諸々の活動を終えた後から行うことになるかと存じます。インターンシップに行くための時間的な余裕さえもしかしたら無いかもしれません。私自身、時間に追われ過ぎたがあまり、企業のインターンへ一度も足を運べませんでした。就活と研究とで優先順位を付けた場合、どうしても研究の方に軍配が上がってしまったのです。インターンへ行かない博士学生は多いみたい。Ph.Discoverさんの統計によれば、博士学生のインターン平均参加社数は1.4。参加社数ゼロ社の学生が半数を占めたようです。

博士学生は学士・修士学生と違い、自分の専門領域をどストライクで活かせる企業とのジョブマッチング面談が就活の中心にインターン経験の有無よりも、『大学での研究』と『企業における業務』との親和性の方がよほど重要なのです。博士学生にとって最強の就活は研究活動そのものになります。研究をしっかりやっておき、専門分野の知見や技術を習得しておけば就職には困らないという仕組み。インターンへの参加は内定を掴むための必要条件ではありません。インターンへ行っておけば決して損はしないだろうけれども、文系学部生のようにインターンだけで大勢が決するワケではない点に注意。

博士学生は必ずしもインターンへ参加せずとも構いません。よって、就活の開始時期は6月以降で問題ありません。自らが就職を希望する業界の募集開始時期の1か月程度前から動き出して下さい。博士学生といえども自己分析や企業分析を先に行わねばならず、それらの分析やESの執筆に要する時間を考えればおおよそ1か月程度必要。通常、博士人材の募集は学士・修士人材のものよりも早め。卒業前年度の10月ごろから募集を開始している企業もあるのでご注意を♪

最後に

就活を開始すべき時期についてのアドバイスはコレで以上。皆さんの就活の成功を祈って当記事を締めくくります。

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