【就活】ガクチカに『ランニング』を使う時にアピールすべき5つのポイント

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。B1から趣味でランニングを始め、今年まで八年走り続けています。M1の9月にマラソン2時間47分、M2の12月に100km9時間1分を記録。今後も脚が動く限り自己ベスト更新を目指して頑張るつもりです。

M1の3月に行った就活では自身のランニング活動を前面に出してアピール。また、D1の2月の就活でも履歴書にランニングに関するエピソードを記しました。ランニングについて評価されたのか、修士・博士両方の最終面接で一発内定を頂けました。自分がこれまで心血を注いで頑張ってきたものを評価していただけ嬉しかったです。

この記事では、ガクチカ [学生の間に力を入れて取り組んできたこと]に『ランニング』を用いる際、アピールできるポイントについて解説します。趣味や部活でランニングしている学生さんにピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

アピールすべき5つの項目

ランニングをテーマに面接官へ自分を売り込む場合、以下の5つの力についてアピールするのがオススメ↓

  1. 活力
  2. 体力や健康維持力
  3. 継続力
  4. 計画力や試行錯誤力
  5. 粘り強さ

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

活力:元気に働いてくれそうな予感を抱かせられる

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もし私が人事部の人間として社員を雇うおうとする場合、求める人材の第一箇条目には『健康であること』を掲げます。コミュニケーション能力や論理的思考力は言うまでもなく重要ですが、何がともあれ元気がなくては会社に来たり仕事を覚えられたりできないからです。一人の社員の活力の無さは周囲の社員に伝染します。その影響が部署全体に波及して会社そのもののパフォーマンス低下に繋がるかもしれません。そのため、人事的にはなるべく元気な人を採用したい。ならば就活生はソコを突き、ランニングで培った『活力』を前面に押し出してアピールすれば良いのです。

なお、「元気があるのが良い」と申しましても、元気すぎる人は”社風に合わない”ということで敬遠されてしまいがち。もし私が面接を務める場所に松岡修造さんのような就活生が来たら「この人、何だか暑苦しいなぁ…」と不採用にしてしまうでしょう。あまりに元気さをアピールしすぎるのも相手へ脳筋認定されてしまってマイナスに。面接官に (この子、元気で気持ちが良い子だなぁ^ ^)とプラスな印象を持ってもらえたらそれでOK。活力だけをアピールポイントにするというよりも、活力をもう一つのアピールポイントの引き立て役として添えるのが効果的な使用法かな、と。活力+継続力、活力+粘り強さという風に、「持ち前の○○力を裏打ちする活力をも備えているから御社でバリバリ働けます」といった感じで伝えましょう♪

体力や健康維持力:病気をせず仕事に穴をあけなさそうな印象を与えられる

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「ランナー」と聞いた一般人の100人中10,000人が『体力がある』というイメージを思い浮かべます。日本では中学高校時代に”マラソン大会”と称して強制的に学生を走らせていますが、その際、ランニングに対して嫌な記憶を植え付けられた人が大量に生み出されます。

走るなんてとんでもない、絶対無理!

とランニングに対してアレルギーを示す方も。そんな中、「学生時代にランニングを頑張ってきました!」と言うと、”あんなに辛いことを自分から進んでやるなんて凄いなぁ”と思ってもらえます。ランニングで体力がつくのはみな分かっているけれども、それでもなかなか取り掛かれないのがランニング。ガクチカにランニングを用いるだけで会社に自身の『体力』を存分にアピールできるわけです。体力はサラリーマンの基礎。どうせ採用するなら少しでも体力のある人材を採りたいですよね

ランナーは走りたくて走りたくて仕方がない人種。一年中練習するためも体調を崩すわけにはいきません。よって、常人と比べて健康状態を維持する『健康維持力』も相当強い。病気になんてまずなりません。軽い風邪でさえ年に一度罹るか/罹らないかといった所。ランニングで培われる健康維持力は会社の仕事に穴をあけぬために絶対必要不可欠。面接や履歴書で健康維持力をうまくアピールできれば内定をググっと手繰り寄せられるでしょう。

私の20代の知り合いを見渡しても、運動習慣のない人には好不調の大波が見受けられます。20代で既にコレですから、30代、40代と老化が進むにつれさらに調子の波が激しくなると考えられます。現代人が欠きがちな健康維持力を有しているランナー就活生は希少種。自身の健康さや健康管理力を選挙区的にアピールすべき。

継続力:真面目さ・誠実さをアピールできる

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トラック競技やロードレースで自己ベストを狙う場合、ランナーには継続して練習を行うことが求められます。継続的に練習しなければ十分な有酸素能力を得られないからです。走力をコツコツ積み上げていくのがタイム更新へとつながる唯一の道。走力の向上は一足飛びには行きません。自分の力を少しずつ伸ばすことで量・質ともにとんでもないレベルの練習をこなせるようになり、力が養われていくのです。真摯にタイムアップを目指して取り組んできたランナーであれば、会社が就活生に求める『継続力』を自然に養えているでしょう。焦って何か資格を取らずともOKです。培ってきた継続力をアピールすれば面接官の心に必ず響きます。

M1の3月に内定を頂いた企業の最終面接にて総務部長から言われたのですが、物事を継続するのって本当に大切な事のようです。継続しなくちゃ経験値がたまらず何事も上達してこないし、継続してやってきた物事の向き不向きも正確に見定められないからだそう。総務部長曰く、継続力のある人間は真面目で誠実な印象があるとのこと。会社の方が言うのだから間違いありません。ランニングを真剣にやっている就活生は『継続力』を前面に出し、己の実直さを存分にアピールしてしまいましょう。

計画力や試行錯誤力:納期に間に合わせられる、プラスアルファの価値を生み出せる人材という印象を与えられる

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大学生活にランニングを組み込もうとすれば、時間割やバイトなど、諸々の付き合いの隙間で走ることになるかと存じます。私の場合、B1前期は講義で忙しくて帰宅後はクタクタになっていましたから、そんな中でもどうにか走る時間を捻出すべく朝4時半に起床して走っていました。また、レースから逆算して(この日までにこれぐらいの練習をしておきたいな)と1年単位の練習方針を作成したり、それとは別に1か月・1週間単位の具体的な練習メニューを作ったりしました。参考にしたのはリディア―ドやダニエルズなどの陸上専門書。本に載っている練習内容の丸パクリではなく、自分の体の特性に合うようメニューをいじってオリジナルな献立を作って練習。

ランナーは自己ベスト更新を目指して練習メニューを作る過程で自然と『計画力』を習得できるのです。そこで培った力は会社に入社後、納期から逆算してその日やるべき作業量を割り出す際に大変重宝すると思います。ランニングで培った『計画力』は研究室生活で大役立ち。重厚な論文を書く際には

  • この日までに論文を完成させよう!
  • じゃあ○○日までに図表を作って、△△日までに考察を書いて、……

といった風な逆算思考で考えられるはず。また、大きな仕事を分割して取り組むことも当たり前のようにできております。膨大な作業量の処理が求められる論文執筆を前にしても、日々にやるべきことを割り出してみれば案外問題なくこなせそうだと分かる。

練習時、作ったメニューを必ずしもこなしきれず、本番で思い通りに走れず肩を落としてしまうこともあるかもしれません。そんな時、「どうして上手く行かなかったのだろう?」と考え、色々試すことで『試行錯誤力』まで手に入ります。自分でアレコレ考えられる人間はオリジナルの価値を生み出せる人材として大切にされるでしょう。上司の手間を煩わせることなく勝手に成長していく部下は周囲からの好感度もうなぎ上りなはず。

粘り強さ:難しい仕事でも簡単には投げ出さないイメージを抱かせられる

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自己ベスト更新を本気で目指してレースを走ると終盤は記憶が吹っ飛びそうなほど苦しくなります。あまりの辛さに思わず止まりたくなってしまうかもしれません。そんな中でも「絶対にベストを更新するんだ!!」と歯を食いしばって耐える。レースで培われる【粘り強さ】は就活で大きなアピールポイントにすることができます。

【粘り強さ】を持つ就活生ランナーはとにかく諦めが悪いのが特徴。なにくそ精神を発揮し、何事にも成果を得られるまで取り組みます。人事の方に『難しい仕事を任せても大丈夫そう』とのイメージを持ってもらうことが可能。上の世代の方はZ世代に対して”物事をすぐ諦めがち”という印象を抱いていらっしゃるらしい。諦めが悪い/粘り強いというのは他人と自分とを差別化できる強烈な武器になりうるのです。もちろん損切りが大切な仕事もある。しかし、諦めずしつこくやり続けてみなくちゃ結果の成否が分からぬ仕事が多いのも事実。大学の基礎研究なんかが典型例。周囲から「やめとけ。絶対無理だ」と言われながら何年も細々と実験を続けていると、稀に世界をひっくり返すほど大きな果実が得られることがあるのです。企業に行ったら製品開発や量産化等で様々な困難が待ち受けているでしょう。そんなとき、ランニングで培われた粘り強さが苦境を乗り切る力を与えてくれます。

『納豆のように粘り強い』だなんてクサい表現を用いずともOKです。”ランニングを真剣にやっている”というだけで貴方が粘り強さを有していることは十分相手に伝わります。意外と納豆嫌いの方って多いんです。私の指導教員は大の納豆嫌い。納豆の匂いを嗅いだだけで20mほど後ずさりしてしまうほど。履歴書やエントリーシートに余計なことを書いて悪い印象を持たれぬよう注意願います。私ですか?納豆は大好きです。ちなみにオクラや山芋は嫌いです。アレルギーなので。

最後に

ガクチカに『ランニング』を用いる際にアピールすべき5ポイントはコレで以上。ランニングに励む就活生の参考になれば幸いです。

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