研究室生活春夏秋冬vol.32 M2・10月 共同研究の打ち合わせで早稲田大学へ。論文がアクセプトされ涙ボロボロ

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。

研究室生活春夏秋冬M2・10月編は、早稲田大学への訪問と四度目の正直を達成した論文のアクセプトに関してです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

17日:共同研究の打ち合わせで早稲田大学を訪問

中旬、新しい共同研究の打ち合わせのため早稲田大学へと向かいました。

つくば駅からTXで秋葉原まで行き、そこからJR中央線に乗り換え飯田橋で降りました。

飯田橋では、つくばでお世話になっている研究者さん(Nさん)に昼食をご馳走になりました。

私の学振DC1内定をお祝いすべく、美味しいユッケ丼屋さんへと連れて行っていただいたのです。

食後、Nさんと一緒に東京メトロ東西線で早稲田駅まで向かい、早稲田大学の化学系キャンパスへと歩きました。

そこの構内のカフェで札幌から来た指導教員と合流し、私を含め3人で新しい共同研究先の研究室へと向かいました。

私の研究内容は実験がメインであり、実験結果を裏付けする理論的枠組みが全くない状態でした。

今後、私の研究をさらに発展させるには計算化学の力が不可欠のため、早稲田にいらっしゃる化学系の計算科学者さんのお力を拝借することになったのです。

訪問先の研究室では、早稲田の先生へ自分が今後やりたい研究内容を説明し、その内容を実現するにあたりどういった観点から先生に助けてもらいたいかまで具体的に打ち合わせいたしました。

私のような実験屋さんと計算科学者さんとではどうも思考回路が異なるらしく、自分の考えを相手に理解してもらうのが予想以上に難しかったです。

何とか先方へ私の考えを理解してもらえ、無事、共同研究が成立する運びとなりました。

「これから計算してみます」と仰っていただき、私の研究の更なる展開がものすごく楽しみになってきました。

20日:四度目の正直達成!ついに論文がアクセプト!

ACS Energy Letters

5日、ACSより投稿のレビューが返ってきました。

査読者によるコメントはどれもポジティブで、つくばの共同研究者さん曰く”アクセプトされるだろう”とのことでした。

指摘された箇所について返答をし、本文や図表をより高画質なものに修正して提出しました。

そして20日の朝、論文がアクセプトされた旨のお知らせを受け取りました。

最初はその結果が信じられず、(タチの悪いスパムメールだなぁ…)とゴミ箱に捨てようとしていました。

しかし、送信元はACSで、紛れもなく本物のアクセプト通知メールでした!

事態をうまく飲み込めた瞬間、緊張の糸が緩んで嗚咽交じりの大号泣となりました。

かめ

終わった、本当に良かった…!

と安堵の気持ちでいっぱいでした。

M1の7月から1月まで論文を書き、最初に投稿したIF42の雑誌の査読ではアクセプト寸前まで行っていました。

しかし、土壇場でまさかのリジェクトを食らい、別の雑誌に出した二回目の査読もあえなくリジェクト。

本雑誌へ三度目の投稿をした際、なんと博士課程入試の当日にリジェクト弾を食らってしまいました。

失意のさなかで院試を受験し、面接をやっとの思いで乗り切ったものの、(もうイヤや、勘弁してくれ…)と研究自体が嫌いになっておりました。

唯一残された再投稿のチャンスに懸け、四度目の正直を願ってありったけの力を振り絞りました。

そうしてようやくアクセプト。勝利の味は何にも代えがたいほど格別でした…!

次回予告

研究室生活春夏秋冬M2・10月編はコレで以上となります。

次回、M2・11月編では

  • 9月中旬~11月中旬までの10週間のつくば滞在
  • 初めての学会発表現地講演

これら2つの内容でお送りします。

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