研究室生活春夏秋冬vol.3 B4・5月|ドタバタ悲劇で憂鬱が募る

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GWに入り陽性者数が急増→ボスから「用のない人は研究室に来るな」との通達を受け取る

2020年から始まった研究室生活はコロナ騒動に振り回されっぱなしな日々。ゼミは初回からオンライン開催。普段の研究室も在室人数は最小限。部屋での着席位置も座席を一つ空けて座る。B3までの賑やかで密な生活とはほど遠い毎日。加えてまた制約が付け足された。ボスから研究室メンバー全員へ『特に用事のない人はすぐ家へ帰るように』とのメールが送られた。同室の人間との雑談や食事など、研究室生活を彩るあらゆる要素がどんどんそぎ落とされてしまった。

いくら”カンセンタイサク”のためと言えど、これだけ人との交わりがなくなってしまえば寂しい。”カンセンタイサク”のせいで心の活気が著しく減衰してしまう。つまらないなぁ、自分は何のために生きているんだろう。B4・5月にして早く心を病み始めてしまった。

B4前期、私は研究室で一風変わった顕微鏡を用いて特殊な実験をやっていた。その顕微鏡の扱いは大変難しく、実験装置の使用法の習熟だけで一か月間を要したほど。もちろん実験なんて一回じゃ上手く行かない。何回も何十回も、何百回も違うやり方を試してみた。しかし、実験には全く進展が見えない。先輩にやり方を教わろうにも、その先輩がカンセンタイサクのため大学へ来られないから教われなかった。人との関わりが失われ、実験も全く上手く行かなかった。心を病む負のスパイラルに足を踏み入れてしまったようだ。

GW最終日に彼女からフラれ、気分がどん底まで沈む

そんな私にトドメを刺すようにして悲しい出来事が起こった。GWの最終日、当時2年半近く付き合っていた彼女に別れを告げられてしまった

フラれたのは明らかに私のせい。B3の春休みに二人で旅行へ行った際、あまりにもお金を出し渋って彼女を失望させてしまったから。その他、些細な価値観の違いで時々衝突してしまった。彼女からビデオ電話が来ても既に寝ていて電話に出られなかった。あまりにも不出来な彼氏だった。「フラれて当然だよな」と結果を厳粛に受け止めた。

自分の回りに女子は居ない。彼女が出来そうな予兆は皆無。これから先、自分は死ぬまでたった一人で生きて行くのだろうな。結婚なんて無理だろう。あぁ、何が楽しくて生きているのだろう…

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