【妄想】早期修了後の未来に思いを巡らす
平日の真昼間にベランダで酩酊している最中、博士修了後の生活に思いをめぐらした。ほんのりと射してくる太陽光に眠気を誘われつつ、リラックスしながら妄想を膨らませた。
会社に求めるものって何だろう?
自分が会社に求めるものって何なのだろう?働き甲斐?生活の安定?それとも、所属感?
…正直、どれも違うような気が。『働き甲斐』は会社に求めるものではなく、自分が業務を通じて無理やり見出すもの。『生活の安定』は正社員として会社にぶら下がって得るものではない。仕事や自習を通じて己のスキルを高め、どこででも生きていけるようになっておくことでもって得られる。『所属感』には特にこだわりがない。私は地球市民。地球に属している。地球への共同体感覚があれば会社へ所属感を求めなくてもいい。
自分は会社へ特に何も求めていないのだろう。昔から学校嫌い。会社は学校の延長のような組織。好きになれと言われても難しい。会社のことより自分のことの方が何十倍も関心がある。強いて言うなら『給与』へ価値を見出している。現代資本主義社会に生きている以上、お金がなければ何も始められない。今のような薄給生活を続けるのだけは御免。会社員になっても月に一度、スーツケースに服を詰め込み、コインランドリーへ通う生活をするのだけは嫌だ。生活に不自由しないだけのお金を貰って不自由のない生活を送りたい。せめて自室に洗濯機を置き、週に一度は洗濯のできる人並みの幸せを掴み取りたい。いまの自分には人並みの幸せすら無い。洗濯機ぐらい欲しかった。科研費で買えないかな?乾燥機能付きドラム型遠心分離機として下宿へ導入できればいいのだけれども。
就職後、税引き前収入の半分を株式投資に回すつもり。初任給はおよそ30万円。月収の半分にあたる15万円を投資資金に。ボーナスは税引き前賞与の7割を投資へ回す。車は欲しいが税金が高すぎて買えない。マイホームも地震で壊れたら一巻の終わりだから建てない。お金を使って遊ぶよりも家でブログを書いている方が楽しい。ゼロ円で楽しめるブログ執筆でお金を稼げるとあってはなおのこと楽しい。趣味と必要最小限の家電へお金をかけた後、残り全額を投資資金へ回す。40歳までに5000万円貯めて経済的自立を果たしたい。いわゆる FIRE は目指していない。早期退職すればきっと頭がボケる。FI (経済的自立) を達成しつつ、RE (早期退職) せず趣味の範疇で会社員生活を続けたい。
女性って怖い
最近、YouTubeで結婚相談の動画がよく流れてくる。以前、誤って結婚関連動画をクリックして以来、上がってくる動画のジャンルが変わってしまった。タイムラインを結婚関連動画にジャックされた。結婚や恋愛関連以外の動画を見たければ、わざわざ検索欄へ言葉を入力してクリックする手間を要する。面倒臭いので結婚関連の動画を開く。せっかくなら女性側の考え方を知りたい。女性側の意見を述べる動画ばかりを閲覧した。
この一か月間、結婚関連の動画やドラマを見続けた末、結婚はしないでおこうとの結論に至った。身の回りの女性が怪獣にしか見えなくなった。私は中高一貫男子校出身。もともと女性恐怖症を患っている。過去二回、女性と交際し、女性恐怖症が和らいだかに思えた。動画を見すぎて症状がぶり返してしまった。女性が怖い。同じ人間とは思えない。
女は男を平気でATM扱いする。おごってもらえて当たり前。割り勘なんてさせられようものならブチギレる。女は男を好きなだけ殴っても良い。逆は不可。一発でも殴られたら110番。たいして家事をしないのに専業主婦希望。自分みたいに家電のない家ならまだしも、洗濯機や掃除機の備えられた家に専業主婦の仕事など無い。おまけに熟年離婚で退職金の財産分与を狙う。家でゴロゴロ寝転がって朝鮮系ドラマを見つつ、愚痴を吐いているだけで何千万円も貰えるのか。書いているだけで少しおぞましくなってきた。結婚するメリットが男側にまるで存在しないじゃないか。いったいどこが男女平等?日本の最高神たる女神・アマテラスのご尊顔さえ真っ青になるほどの女尊男卑社会。大学入試の応募枠といい、研究職の女性限定枠といい、最近は女性に有利な枠組みがあまりに多すぎる。なのに未だに婚活女性は男尊女卑ダ~ッ!!と怒っているらしい。
自分自身、専業主婦の母親には歯並びが変わるほど殴られてきた。未だに歯の一部が出っ張っている。毎日指で歯を奥へ押し戻してはいるものの、その効果は雀の涙ほどしか見られない。右耳が時々聞こえなくなるのも、左利きの母から顔面へ週に一度以上、強烈な左ストレートを浴びせられてきたせい。きっと脳に障害が残っているのだろう。意識がふと途切れることもあり、車やバイクの運転などは危なくてできない。女性の有する凶暴性やきたなさ、小賢しさを嫌というほど知っている。あんな恐ろしい怪獣のような生き物が自分の家へ常時居られたら自分の方が発狂してしまう。懐柔できる怪獣ならまだしも、手の施しようのないレベルで暴れ回るから困る。懐柔できない怪獣を家に住まわせられるほどの余裕と寛容さはない。
もちろん、中には非暴力的かつ友好的な女性も存在する。所属研究室にいる女子学生は一人を除き、みな大変育ちが良くて素晴らしい。そうした素敵な女性は学生時代にもれなく周りの男と結ばれる。婚活市場へ供給される女性は、ごくわずかの善良な方と大勢の懐柔できない怪獣。異性の本性は結婚するまでは分からない。悲しいかな、結婚した瞬間に豹変されたとしてもそう簡単には別れられない。結婚は競馬やパチンコと同じくギャンブルだ。娯楽にはなるべく手を出さないと固く決めている。だから結婚にも容易には手を出さない。結婚は賭けごと。近づいたが最後、大損して泣きながら退場する羽目になる。
結婚はしたくないのだけれども、一緒に過ごせる女友達や彼女は欲しいんですよね。自分、ワガママ言っているのかな。きっとすんごくワガママなんだろうな…
これからの十年間は「創る」
自分の人生を十年単位で動詞に表現してみる。
自意識の芽生えた5歳から14歳までの十年間は「耐える」。学校の中での執拗ないじめに耐える。両親からの容赦ない家庭内暴力に耐える。頑張ってもテストで点を取れず、学業成績の不調に耐える。周りの人と比べて何もかもが劣っている感覚に苛まれ、苦しい状態が続くのを耐える。自殺したいのをぐっと耐える。生きていて何が楽しいのか分からなかったけれども、未来はきっと明るいと信じて漆黒の日々をひたすらに耐える。
15~24歳の十年は「駆ける」。国体優勝を目指して馬と馬場中を駆ける。乗馬クラブで出会った可愛い女の子との恋愛でメンタルが駆け上がる。怒涛の勢いで受験前に勉強し、駆け込むようにして合格を掴む。大学に入って始めたランニングで毎朝大学構内を駆ける。研究室ではビッグジャーナルアクセプトや学振DC1内定を目指して土日関係なく駆け続ける。脇目も振らず、目標達成に向けて気力が尽きるまで我武者羅に駆ける。
「耐える」、「駆ける」ときて次に来るものは?Copilot AIに聞いてみたところ、「輝く」が最有力候補だそう。私は「創る」ではないかと思った。25~34歳の十年間は「創る」。研究室で初めての博士進学者 (D進者) として、後輩がD進へ踏み切りやすくなるよう道を創る。自分が経験して得た生情報について、ブログや電子書籍を創って世界中に発信する。企業では新しい商品を創る。貯金して自分の金融資産を創る。管理職になれば働きやすい職場を創る。起業すればこの世に新しい仕事を創出する。
「創る」の次は?全く想像もつかない。35歳になったとき、果たして自分はどこで何をしているのだろう?日本で会社の中に居るのだろうか。それとも海外の秘境でひっそりと自給自足生活を営んでいるか。 そもそも生きているかどうかすら分からない。35歳、まだ生きているかな。生きているよね? …分からないなぁ。
「耐える」と「駆ける」は正反対。全方位からの圧迫に耐えて内側に莫大なエネルギーを貯めた末、次の十年間で大爆発し、気力が尽きるまで駆け続けた。「駆ける」と「創る」も似つかない言葉。走り疲れ、その場に立ち止まり、土台形成して初心に帰るイメージ。きっと次の十年に来る動詞は「創る」の対義語なのだろう。反対といったら、、「壊す」なのかな。常識やしがらみを壊して行動する。働いてばかりだった日々を壊す。不必要な人間関係を壊す。キャラを壊し、全く新しい自分に生まれ変わって人生をやり直す。
人生をあまりに先まで見据えてしまえばそこはかとない不安に陥る。まずは今の博士生活に集中だ。日々自分の出しうる最高品質のクオリティでもって様々な成果物を創り出していく。来月からは再び学位審査会が動き出す。強大な敵に打ち勝ち、博士号を奪取し、早期修了を成し遂げたい所。久々に飲んだウィスキーのせいか、頭の回転が少し悪くなってしまった。お酒は程々にしなきゃだめだ。早期修了を達成した暁にはぶっ倒れるほど飲んでやろう。
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