博士課程早期修了への道†6 毎日フルスロットルで実験。博士論文用のデータを全て集め切るも、未だにA報が片付かない

かめ

博士課程早期修了の為にあと二報の論文執筆が必要です。当サイト『札幌デンドライト』では、先に投稿する論文を”A報”、次に投稿する論文を”B報”と称して記事を作っております

目次

早期修了を手繰り寄せるべく猛実験

先月中旬、A報の考察パートとB報用実験計画がともに破綻。本当だったら余裕で早期修了できていたはずなのに、今や早期修了できるか分からぬ所まで時間的に追い込まれてしまった。大急ぎで研究プランの練り直し。サッカー観戦で大阪や横浜に行ったり、近所にある書店の中を2~3時間歩いて本の匂いを吸ってインスピレーションを得る。おかげで何とか計画を練り直せた。早期修了を手繰り寄せるべく猛実験。辛かった、常時まぶたが痙攣していた。

自分の面倒を見るだけでも大変。今月初旬からは筑波に来たB4の後輩の面倒まで見てあげなきゃいけなくなった。

札幌で後輩と接していた時には彼に対して何の悪感情をも持たなかった。筑波で一緒に過ごしてみて、本性が見え、避けがちになってしまった。彼は生まれてこのかた22年間、温室でじっくりと培養されたサイコパス。10日間のつくば滞在期間中に『もしかして実験、上手く行っていないんですか笑?』『かめさん、もしも今年博士課程を修了できなかったら就職できないんですね~笑』とそれぞれ3回も言われた。心をガッツリえぐり取られた。顔を見たくないレベルで嫌いになってしまった。というか、怖かった。人を傷つける言葉を平然と言い放つ人間と小学校以来、久々に出会って。彼に悪気がなさそうで尚怖い。できるだけ距離を置きたい。何の悪気もないサイコパスに心を揺さぶられて消耗している暇はないから。

B報用のデータは揃った。でもA報が未だに片付かない

猛実験のおかげで二報分のデータが揃った。A報用の追加データ、およびB報用新規データ群の収集に無事成功した。ハッキリ言って奇跡だと思う。これだけ順調にデータを揃えられるなどとは当初予想していなかったから。自分の予想を遥かに上回った。想定していた中で最高のペースにて実験を進捗させられた。試行数の増加、および実験の失敗率低下が原因。10週間分の実験量を3週間以内にこなしたり、失敗確率を50%から15%以下に下げられたりしたからこの奇跡が実現した。博士論文用のデータが全て揃った形。よく頑張った。Good job!… 実験しただけで済むのは修士課程までの話。

博士課程ではデータをまとめて論文化し、国際雑誌へ投稿して受理されなければならない。三年間のうちに規定本数だけ、ウチの専攻では三年で二報以上の出版が義務付けられている。早期修了するにはより多くの業績が必要 (何故だかは分からない…)。私が指導教員に課せられたのは五報の出版。既に三報は出版済み。標準年限でなら余裕で修了できる。私は早期修了がしたい。よってあと二報 (A報&B報) 出す必要がある。

二報分のデータは全て手元にある。A報の原稿は作った。しかし、なかなかA報が片付かない。いくら原稿を作って共同研究者さんに送っても「書き直してみようか」と突き返される。”では”とディスカッションを要望するも、相手方があまりに忙しすぎて時間を作ってもらえない。果たして何がおかしくて突き返されているのかが不明。コレは一番困るパターン。人の心を簡単にぶち壊すブラック企業と手法が酷似している。

吐いた。吐いても頑張るしかない

鹿島神宮本殿

私は心の中で一つ、前々から決めていたことがある。「もしも博士課程を早期修了できなければ中退しよう」、と。私にとって早期修了は、大学受験浪人で負った心の傷を癒せる唯一にして最後の機会。自分にとって博士号とは、過去の自分と格闘し、戦い抜いた末に勝利を掴んだ証。千載一遇の大チャンスを逃してまで博士課程を出たいとは思えない。三年での修了などあり得ない。三年間もかけて掴み取った博士号に何の価値をも見出せない。二年で出る。もしも出られなければ大学院を辞めて消える。

自分は脳の障害持ち。誰かが鼻や飲食物をすする音を正常に雑音処理できない。受験や研究などで強いストレスを受けたら症状がさらに悪化する。D2・6月現在、トリガー音が耳に入っただけで心拍が2~3秒止まって息が出来なくなってしまう。これほど精神薄弱な自分にはドクターを三年間も耐え凌げない。どれだけ長くても二年が限界。二年以上はそもそも体がもたなくて無理。

今月中旬、ストレス過剰で軽く吐いた。吐瀉物の中には血が混じっていた。昨年末のように喀血しなくて良かった。まぁ、嘔吐も喀血も似たようなものだが。いくら沢山吐いた所で状況は何ら好転しない。病人のために早期修了要件が緩和されるわけでもないし、誰かに論文を書いてもらえるわけでもなく、D進前に先生から購入を確約された実験装置やシミュレーションソフトを買ってもらえる訳でもない(先生の大嘘つき、、、)。孤立無援の状況下でどうにかして苦境を打破しなけばならない。12月の予備審査前にA報とB報を片付けたい…

泣いても笑ってもあと半年の辛抱。二報ともアクセプトされれば来春、笑って北大を後にできる。もしも間に合わなければ天国に行ける。脳障害から永遠に解放されるからコチラの方が楽かもしれない。いずれにせよ、ココが正念場だ。頑張るしかない。自分の中に”頑張る”以外のコマンドや選択肢を用意してはいけない。

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