【大学進学】家具家電選びのアドバイス!学生八年目の大学院生が教える

北大と国研で研究している化学系大学院生かめです。2017年4月に北大総合理系へ入学し、2025年3月に博士課程を出るまで北大で八年間過ごしました。

大学生活の幕開け。新しい環境での一人暮らしは、期待と不安が入り混じる特別な時間。親元を離れ、自分だけの空間を作り上げていく。その第一歩となるのが家具・家電選び。

何を買えばいいのか、何から始めればいいのか。初めての一人暮らしに向けて、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。限られた予算の中で、本当に必要なものは何なのか。逆に、なくても困らないものは何なのか。

私は北大での八年間、様々な失敗や成功を経験してきました。その経験をもとに、新生活をスタートさせる皆さんへ実践的なアドバイスをお届けしたいと思います。この記事を読めば、効率的な物件選びのコツが分かるはずです。むやみに物を買い込んでしまう失敗も避けられるでしょう。

それでは早速始めましょう!

買うべきもの・不要なもの

家具家電購入のアドバイス以下の四つ⇩

  • 冷蔵庫と洗濯機はマスト
  • テレビとベッドは不要
  • パソコンは各社HPか電器屋さんで買おう
  • 自転車もあった方が良い

それぞれについて解説していきます。

冷蔵庫はマスト

冷蔵庫はね、ちゃんと買ってください。お兄さんとの約束です。絶対買いましょう。私は学部一年次の4月から博士二年次の8月までの七年半、冷蔵庫無しで過ごしました。買った食べ物を全て常温保存する野性的な生活を営んでいたのです。買わずに済ませていて本当に後悔しました。なんでもっと早く買わなかったのだろうと天を仰いだものです。

大学入学時、親から「冷蔵庫と洗濯機のどちらかを買ってやる」と言われ、「両方買ってくれんのなら両方いらんわ」と言い放って冷蔵庫の入手に失敗。以来、冷蔵庫を買えるだけのお金がたまっても、意地を貫き通して買わずに済ませたのです。特に大変だったのが夏。炊飯したお米や納豆が一晩で腐ります。状態の悪化した、異臭を放つおぞましい食料を口へ入れることに。何度も何度もお腹を壊しました。絶対に負けてなるものかと耐えたのです。腐ったものを食べ続けるにつれ、消化器官が強化されて腹を下さなくなりました。とうとう冷蔵庫の要らない身体が出来上がってしまいました。

皆さんは私のように苦労をする必要はありません。親に頼んで冷蔵庫を買ってもらえばいいのです。冷蔵庫はね、あると便利ですよ。なんせ、入れておくだけで食べ物の状態が悪くならないのですから。買いだめして冷蔵庫内に安置すれば、スーパーへ行く頻度を減らせるでしょう。冷凍庫付きの冷蔵庫ならば、氷枕やアイスクリームだって置いておける。意地を張って冷蔵庫を買わなければ後悔します。絶対買ってくださいね。お兄さんと指切りげんまんしましょう。

洗濯機もマスト

洗濯機もね、買った方が良いですよ。ドラム式洗濯乾燥機でなくてもOK。樽みたいな従来型洗濯機で構いません。あると便利。無ければすごく面倒臭いです。私は冷蔵庫と同様、洗濯機も買いませんでした。コイツに関しては、学生生活を通じて入手しなかった。買わずに済ませてホント後悔しています。買っておけばよかったな。なんで買わなかったのだろう。

私は週に一度、その一週間で身に着けた全ての衣類を浴槽でジャブジャブ洗っていました。服の入った浴槽へお湯と洗剤を入れ、足で何度も踏んで汚れを落とすのです。「フォ~ッ!」と奇声を上げながらの洗濯。それはそれで楽しかったですよ。脱水まで全てセルフサービス。脚と腕がパンパンになります。一度の洗濯に費やされる時間は一時間ほど。”自分はいったい令和の時代に何をやっているのだろう”と首をかしげながら毎週末過ごしていました。

月に一度、本気で洗濯すべく、コインランドリーへ通っています。衣類をスーツケースへと詰め込み、ゴロゴロ引きずって自助洗衣店へ。お金を払って洗濯開始。洗浄から脱水、乾燥まで無段階でオートマチックに進んでいく。見ていて感動してしまいます。コレはもう、ある種のショータイムですね。便利だなぁ。欲しいなぁ。こんな機械が自分の家にもあればいいのになぁ…

洗濯機を買えば、自分の身体を疲れさせずに洗濯が可能。乾燥機付きの洗濯機なら、スイッチをワンプッシュするだけで全てが終わります。洗剤で足裏をボロボロにする必要はありません。毎月コインランドリーへ行く手間も不要。洗濯機は値段こそ張る商品ですが、買えば間違いなく生活の質が向上するでしょう。親に頭を下げてでも、土下座してでも買ってもらうべき。洗濯機は買ってください。お兄さんとの約束ですよ。

テレビとベッドは不要

近年、テレビを見ない方が増加傾向に。テレビよりもスマホ画面を長く見ている人も多いのではないでしょうか。なんせ、最近のYouTubeは面白いですからね。次から次へとオモシロ動画がアップロードされるから飽きません。テレビでは、知らない芸人が内輪ネタで盛り上がっていて入り込めません。ニュースも嘘ばっかりで天気予報しか参考にならない。であれば、テレビは不必要。テレビがなければ寂しいという方でも、パソコンがテレビ代わりになりますので大丈夫です。

賛否両論になる所かと存じますが、個人的にはベッドも不要派。自分の実家にはベッドがありますが、下宿にはベッドを置きませんでした。ベッドがなくても困らないのです。ベッドの占有スペース分だけ部屋を広々と使えて楽ですよ。ベッドがあるとすぐ寝転がりたくなり、大学の課題が捗らないかもしれません。おまけに、ボーっと歩いていたら、ベッドの角に足の小指をぶつけて超痛い(実家時代に何度もやりました)。ベッドは下宿を引き払う時の処分も面倒。買わずに済ませられるならそうしたい所です。

パソコンは必要。各社HPか電器屋さんで買おう

大学へ合格すると、入学準備資料のなかに生協からの案内が入っているでしょう。生協加入書類や保険など、カラフルで麗しい諸々の書類が入っています。書類の中に「パソコン購入」の誘いが入っているはず。生協がパソコン購入を斡旋してくれるというのです。私の代では、Macか富士通Windowsの二者択一。私は富士通を選択。モノ好きな方はMacを選んだようです。我々新入生は、生協からMacかWindowsの二択を迫られるわけです。どちらにしようかな~。迷うな~。私も胸をときめかせながら選んでいましたよ。

お楽しみ中のところ、水を差すようでごめんなさい。そもそも生協から買わないようにしてください。

生協斡旋のパソコンは、斡旋料コミの値段なのでやや高め。おまけに値段の割にロースペック。買ったら期待外れに終わってしまうかも。同じだけのお金を払うならば、メーカー各社ホームページから買うのがオススメ。対面で買う方が安心できる方は家電量販店で入手しましょう。ホームページや電器屋さんの方が安くてハイスペックのパソコンを買えるでしょう。生協パソコンは止めた方が良いです。私自身、北大へ入学して始めて「生協パソコンが低スペックだ」と知って後悔しました。

生協でパソコンを買うメリットは、大学在籍中に故障したら無料で修理してもらえる所。年に一度、点検やキーボードのクリーニングもしてもらえます。でもね、パソコンって、そう簡単にはおかしくならないんですよ。円盤投げみたいに放り投げでもしない限り、修理が必要なほどの重度な故障には至らないはず。私自身、生協パソコンを相当乱暴に扱ってきました。何度も床に落としましたし、キーボードへ飲み物をこぼしてしまったことも。それでもヤツはちゃんと動いています。修理が必要になる場面には一度も遭遇しませんでした。

メーカーHPからパソコンを買った場合、故障時のケアサービスが気になるかもしれません。もしも故障が怖ければ、購入時に四年間修理サービスをセットで買ってください。パソコンと補償サービスのセットプランでも生協パソコンより安くおさまるはず(生協、どんだけぼったくってんねん)。もうすぐ皆さんは大学生。パソコン購入を機に、賢い消費者になれるよう心掛けてみましょう。

自転車もあった方が良い

交通網の発達した都市圏の大学なら自転車は要らないでしょう。仮にあっても、使う場面が限られてくるからです。

交通インフラに乏しい地域の大学生なら自転車は不可欠。チャリがあると日々の移動を大幅タイムカットできて便利です。行動半径が拡がるのも利点。まだ行ったことのない場所まで簡単に移動できるでしょう。日々がなかなかマンネリ化しません。「大学生活を楽しむのに自転車は必需品」と言っても過言ではないのです。

自転車ユーザーに一点だけ注意。路上駐車はやめておきましょう。最近は路駐に厳しいです。10~20分ほど放置しているだけですぐ警察や補導員からナンバーを控えられてしまいます。一日中放置していたら持っていかれかねません。遠く離れた回収場所まで引き取りに行き、お金を払うのは中々バカバカしいです。路上駐車は、タイヤをパンクさせられるリスクをもはらんでいます。私自身、学部四年生の3月、すすきので路駐中に後輪をビリビリに破られて走れなくなりました。おまけにサドルまで取られましたよ。何に使うねん。サドルまで取らんとってくれや。

最後に

さて、一人暮らしに必要な家具家電について詳しく見てきました。冷蔵庫と洗濯機は生活の質を大きく左右する必需品。一方で、テレビやベッドは意外にも必須ではありません。パソコンは賢く選んで長く使える製品を。自転車は地域性を考慮して判断するのがベスト。

これらの選択は、決して「持っているか、持っていないか」という単純な問題ではありません。限られた予算と空間の中で、いかに快適な生活空間を作り出せるか。それが本当の課題なのです。新生活は「自分らしい暮らし」を作り上げる大チャンスですから。

私の失敗談や経験が皆さんの新生活の一助となれば幸いです。どうか賢明な選択をして、充実した大学生活を送ってください。一人暮らしの準備に悩んだら、いつでもこの記事に立ち返ってみてくださいね。

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