浪人生活・二度目の春
3月:一年遅れで春が来た

3月8日、結果発表の日を迎えた。当日は大阪府大の中期試験を受けるため堺市のホテルに泊まっていたのだが、どうしても試験を受ける気が起こらず、試験直前に広島へ帰ってしまった。
9時半、近所の神社でスマホから結果を確認した。無事に合格していることが分かり、「やっと終わるのか…」と終局を噛み締めた。暗くて長いトンネルを抜け、ようやく自分にも春が来た。春からの札幌ライフが待ち遠しくてたまらない。
しかし手放しには喜べなかった。京大から逃げて北大へ行くんだというモヤモヤした感覚が心に残っていた。誰からも京大へ行くなとは言われていない。京大受験を避けたのは自分だ。なのに、受かった瞬間から、どうして京大から逃げてしまったのかと後悔が押し寄せてきた。
親の前では北大に受かって嬉しがっている姿を演じた。これまで支えてくれた親に対し、葛藤する姿を見せるのは申し訳ないと思ったから。しかし、一人になった途端、「京大から逃げた自分は弱いのだ」とひたすら己を責めた。
最後にメッセージ
京大に落ちてから北大合格を掴み取るまでの一部始終は以上である。
受験生へ。 本記事からも明らかなように、浪人は長くて辛くて過酷である。やらないに越したことはない。この記事をご覧の皆さんには、なるべく浪人しないよう、また、もし浪人しても一年で終えられるよう、何卒お願い申し上げる。
京大と北大とで迷った私の経験から言えば、行きたい気持ちの強い大学のほうへ出願すべきだと思う。私の場合、それは京大だった。前期に京大、後期に北大と出願するのがベストだったはずだ。せめて京大に再チャレンジしていれば、たとえ不合格になったとしても劣等感など抱かなかっただろう。落ちても構わないから京大を受けておくべきだった、と今でも悔やんでいる。
京大に対する劣等感は大学生活に終始つきまとい、せっかく北大に合格したのに4年間ほとんど楽しめなかった。結局、大学の研究室でそれなりの成果を残すまで劣等感を拭い去れなかったから、大学生活を楽しみたい方は受験校を慎重に念入りに選んでほしい。
ご家族へ。 浪人生の親や兄弟は、どうか優しくサポートしてあげてほしい。浪人生は一人で孤独に戦っている。心の葛藤や、思い通りにならない悔しさなど、複雑な思いを抱えている。苦しいときに、ご家族の優しい声掛けや、美味しいご飯は本当に力になる。
受験は年単位の長期戦。時にはしびれを切らして、文句のひとつやふたつも言いたくなるかもしれない。だが、そこをグッと堪えて優しくご支援願いたい。浪人生がそのサポートに恩義を感じ、今以上に勉強に励み、来春ソメイヨシノにも負けない笑顔を咲かせることを請け負います。
かめ長い記事を最後までお読みいただき、
ありがとうございました


















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