【大学受験浪人体験記2016】京都大学農学部に落ちてから北海道大学総合理系へ合格するまでの一部始終

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浪人生活・二度目の春

3月:一年遅れで春が来た!京大から逃げた後悔が心に引っ掛かりつつ終戦を迎える

3月8日、結果発表の日を迎えました。当日は大阪府大の注記試験を受けるため堺市のホテルに泊まっていましたが、どうしても試験を受ける気が起こらず試験直前に広島へ帰ってしまいました。9時半に実家の近所の神社で自身のスマホから結果を確認。無事に合格していることが分かり「やっと終わるのか…」と終局を喜びました。暗くて長いトンネルを抜け、ようやく自分にも春が来た!春からの札幌ライフが待ち遠しくてたまりません。

しか手放しには喜べません。『京大から逃げて北大へ行くんだ…』というもどかしい思いがどこかで引っ掛かっていたのです。誰からも「京大へ行くな」など言われていない。自分で納得して選んだ進路のはず。なのに受かった瞬間から(どうして京大から逃げてしまったのか…)と後悔に苛まれてしまいました。親の前では北大へ受かって夢見心地な自分を演じました。これまで支えてくれた親に葛藤する姿を見せるのは申し訳ない気持ちがしたからです。しかし、一人になった瞬間から(京大から逃げた自分は弱いんだ…)とひたすら己を苛める毎日。合格発表の数時間後から大学院修士2年次の後期まで受験コンプレックスを5年半も引きずりました。

最後にメッセージ

京大に落ちてから北大合格を掴み取るまでの一部始終は以上となります。

【受験生へ】本記事からも明らかなように、浪人は長くて辛くて過酷な道。やらないに越したことはありません。この記事をご覧の皆さんはなるべく浪人をしないように、またもし浪人しても一年で終えられるよう何卒お願い申し上げます。京大と北大とで迷った私の経験から語れば、行きたいという思いの強い大学の方へ出願すべきだと思います。私の場合、それは京大。前期に京大/後期に北大という出願の仕方がベストでした。せめて京大に再チャレンジしていれば、たとえ不合格になっても劣等感など抱かなかったはず。京大に対する劣等感は大学生活に終始付きまとい、せっかく北大に合格したのに4年間ほとんど楽しめませんでした。結局、大学の研究室でそれなりの成果を残すまで劣等感を拭え去れなかったから、大学生活を楽しみたい方は受験校を慎重に念入りに選んでいただくよう忠告します。

【ご家族へ】また、浪人生のご家族の方は優しくサポートしてあげて下さい。浪人生は一人で孤独に戦っています。私ほどではないとはいえ、心の葛藤、思い通りにならない悔しさなど複雑な思いを抱いています。そんな時、ご家族の優しい声掛けや美味しいご飯がどれほど力になることか。受験は年単位の長期戦。時にはしびれを切らして文句の一つや二つも言いたくなるかと存じます。ですが、そこをグッと堪えて優しくご支援願います。浪人生がそのサポートに恩義を感じ、今以上に勉強に励み、来春ソメイヨシノにも負けない大きな笑顔を咲かせることを請け負います。

かめ

こんな長い記事を最後までお読みいただき誠にありがとうございました!

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