研究室生活春夏秋冬vol.39 D1・5月 論文一報アクセプト!初任給で親にプレゼント

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4/29:二回目の査読結果が返ってきた

4/1に投稿した論文の2回目の査読コメントが返ってきました。査読者2名のうち1名が我々の査読対応にご立腹らしく、少々強い表現でもって「ココを直さなくちゃアクセプトしてあげないよ (プンプン😠)」と目の前に立ち塞がってきたのです。納得できるコメントもあった反面、査読者が論文の論旨を読み違えたがゆえのピント外れなコメントが大半を占めた。いくら論旨を明確に書けどもこうして誤って受け止められることもあり、(文章を書くって大変なことだなぁ)と改めて気付かされた次第。査読者の意向になるべく沿って原稿を書き直したり、ピント外れのコメントについては論旨を丁寧に説明し直したりしました。3週間ほどかけ丁寧に査読対応ファイルを作成し、5/19に再び雑誌会社へ論文を送りました。

5/1~5/7:論文執筆に全集中したゴールデンウィーク (GW)

最長9連休のGWとやらは研究室へ毎日通い詰め。研究室でべちゃくちゃお喋りをするサルども下級生が居らず、静寂のなか論文執筆に邁進することができました。連休にかこつけ休みを取っても全く気が休まりません。むしろ作業に没頭している時の方が心が安らぐ感じがあります。特に博士課程の場合、どれだけ努力したって博士論文提出可能要件 (筆頭論文2報など) を満たせなければ何年経っても修了できない。必要十分な努力量が分からず、恐怖に駆り立てられヒーヒー言いながら週7で研究室へと通っています。

長い長いGWを論文執筆に充てたおかげで論文が凡そ完成しました。前回の超大作の作成は半年がかりの大仕事[関連記事]でしたが、そこで要領を掴んだためか、今回は1か月程度の比較的短期間で無事完成にまで至りました。これからイントロや考察のブラッシュアップのためもう1か月程度かかるでしょう。ソレを終えたらいよいよ英語化。論文の投稿はもう目と鼻の先にまで迫っています。このたび投稿する論文の内容は前回海外のビッグジャーナルへ載ったとき以上に大きなインパクトのある成果。個人的にめちゃくちゃ自信がある。電池のことをほとんど知らない方にも驚いていただける内容です。流石にインパクトファクター (IF)40以上のNature級雑誌には手が届かないでしょう。しかしIF10台後半~20台半ば、ひょっとするとIF30付近の一流雑誌に載るのではないかと思っています。

12日:41回目の成分献血へ

金曜日の午後、札幌駅前の献血ルームへ成分献血に行きました。献血はコレで41度目。学部一年次から定期的に献血へ行ってここまでの数字を積み上げました。私の場合、献血を『時間と血液を捧げて承認欲求を満たす最高の営み』と見なしています。私みたいな恋人もいない一人暮らしの博士候補生は生き甲斐を見出すのさえ困難ですが、献血へ行けば (あぁ、自分でも社会の役に立っているんだなぁ)と安心感や存在意義を得られるのです。3月に行った成分献血では通常より20分も時間がかかった。けれども今回は普段より10分早めに終わりました。その要因は明らかにマスクの有無。マスクをつけず新鮮な空気を吸い続けたおかげで良い血の巡りを保てました。

コロナが5類になったおかげでようやく社会が元通りに。3年間もこの茶番に付き合わさせられ本当に嫌な思いをしました。健康なのに”コロナにかかっているかもしれないから”とマスクの装着を強要された。ランニング中に指を差されて「ばい菌!」とか「人殺し!」などと自転車で追いかけ廻されたことも (逃げ切ったけど笑)。まだ治験も終わっていない得体の知れぬ液体を「ワクチン」だと崇めてみんなが打った。”安全かどうか分からないから”と摂取を躊躇した私は「反ワクチン」と称され袋叩きにされた (結局一発も打たなかったけれども)。因果関係は良く分からないが、mRNAワクチンを打ち出した年から超過死亡が激増した[ビッグデータが示す昨年後半から続く超過死亡の要因 | アゴラ 言論プラットフォーム (agora-web.jp)]。2022年度の超過死亡数は東日本大震災の年より多かった。最近はあり得ない頻度で救急車が街中を駆け巡っている。サイレンの音を聞くのが何だか嫌になってきたほどです。医学のせいで狂った世の中をお医者様らはただ傍観するのみ。(いったい専門家って何なのだろうか…?)と献血中に深く考えました。

15日:カレーを作った!

毎日イワシ缶を食べ続け、そろそろ違うものを食べたくなった。イワシ以外のたんぱく源を体が希求してきたのです。焼肉だと普通過ぎる。焼き魚を作るのも何か違う。(何か手頃に作られそうな食べ物は無いかな…)と考え、鶏肉を使ったカレーを作ることに。実に数か月ぶりの料理とあって体中から力が湧いてきました。いくら食にこだわりがなくても旨いものを食べるのは好き。普段質素なモノばかり食べているのは料理をするのが面倒だから。もし彼女ができ、料理を作って貰えたならば、世界一美味しそうに何でも平らげ「美味しい、美味しい^ ^」と言う自信がある。

久々の料理は会心の出来。鶏肉や野菜を刻んで電気圧力鍋に入れたら最高のカレーが出来上がりました。鶏肉が口の中でホロリと溶け、イワシしか食べていなかった私の体へみるみるうちに吸収されます。コレには味覚も大喜び。しみじみ「うんまいなぁ…」と漏らしながら。アツアツのカレーを完食しました。週に一度ぐらいは手間暇かけて料理してみてもいいかもしれない。本当ならオムライスを作りたい所。卵さえたくさん手に入ったなら大学をサボってでも直ちに調理に取りかかるつもり。

16日:論文一報アクセプト!博士早期修了まであと2報

論文が一報アクセプト。4/1に投稿し、それから6週間程度での早期決着。査読者との応酬を乗り越え掴んだアクセプトは大変清々しいものです。今後10報, 20報, …と投稿本数を積み重ねるにつれこの達成感は徐々に薄らいでいくでしょうから、(やったー!(*≧∀≦*))と思える今のうちに感動を味わっておきたい所。私の所属する専攻の場合、博士論文提出可能要件が

  1. 査読有り原著論文3報以上
  2. うち2報は筆頭著者&フルペーパー

と定められています。このたびのアクセプトにより、査読有りフルペーパーを筆頭著者としてあと2報出せば博士論文審査会に臨む権利を手にすることに。いま書いている超大作に加え、あと1報フルペーパーを書けば博士課程の早期修了が見えてくる。既に論文用のデータが手元にあるから今年度中に提出可能要件を満たしてしまえると思います。

22日:初任給が振り込まれた!

日本学術振興会特別研究員DC1として念願の初任給を受け取りました。本当は毎月20日に振り込まれることになっていますが、5/20は土曜日のため翌営業日の22日 (月曜)に振り込まれたのです。研究奨励金20万円から所得税2,670円を引いた197,330円を2か月分GET。コレでようやく極貧生活から解放される。授業料の支払いが幾ら減免されるか分からないから使いすぎには注意したい。

23日:両親へ箸をプレゼント

夫婦箸|黒檀 四角 漆塗 箸置付 (21.5, 23.0cm) | 若狭塗 | 箸蔵まつかん |BECOS (thebecos.com)

初任給を手にしたら親に何かプレゼントを送ろうと決めていました。ようやく初任給を手にした今、プレゼントを贈る権利を得たわけです。Bing AIに「初任給で両親に何をプレゼントしたらいいかなぁ?」と質問し、回答の一つにあった【お箸】を初任給記念として親へ送ることに。予算の1万円程度でプレゼントにお誂え向きの品を見つけ、初任給受給の翌日に実家へ送付いたしました。もし私が企業勤めだったら温泉旅行やドライブなどをプレゼントしたはず。でもまだ学生をやっているからどうかお箸でご勘弁を。

30日:スマホを乗り換え

B2のGWから5年間使い続けてきたiPhone7をとうとう買い替えることに。満充電しても電池が3時間しか持たず、時々電話をも受信せず不便を被ってきたのです。これまでキャリアはdocomoを使用。M2までは親にスマホ代を払ってもらっていた。しかしD1になって特別研究員の給与で独立生計を営み始め、スマホ代を自分の懐から毎月捻出することに。すると”docomoでは月々の通信費を捻出するのが結構大変だ”と気付きました。そこでdocomoから楽天モバイルへ乗り換えることに。iPhoneも7から13 miniへ一気に6世代もバージョンアップ!30日に楽天モバイルと契約し、新しいiPhoneは翌月初旬に届くとのこと。新しい相棒の姿を早く見たくて仕方がなくなってきました。

31日:留学の受け入れ先にメールを送って全く返信が返ってこない…

イギリスのオックスフォード大学へ留学できることが3月下旬に決まりました[関連記事]。しかし、それから何度メールを送っても受け入れ先から返信が来ないのです。受け入れ先の研究室からはコンスタントに論文が出ているので研究室が無くなった訳ではありません。私や受入研究員のメールアドレスが無効になっているかといえば決してそうでもなさそうです。さすがに2か月も連絡が取れないと (ホンマに留学へ行けるのか…?)と疑心暗鬼になりますね。早く航空便やイギリスの下宿を抑えてしまわなきゃチケットや物件の確保が難しくなりますが、そもそも留学の話が反故になる可能性もあるから易々と確保するわけにもいきません。私が博士進学を決めた動機の3割ぐらいが「留学へ行けるから」というものでした。もし留学へ行けなかったら研究のやる気がガタ落ちします。留学へ行けることを信じたい。行けなかったら博士修了後、民間企業へ就職することも考え始めねばなりません…

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