
会社員D3の公聴会を聴く。来年は自分の番だ
今日、同じ研究室の会社員博士学生2人が博士論文審査会に挑んだ。小さな会議室に専攻の全教授・准教授と研究室メンバー全員が集まり、いつもより厳かな空気が漂う。発表40分、質疑応答20分という長丁場。博士課程の集大成にふさわしい緊張感だ。
正直、内容は難しくて理解できないだろうと思っていたけど、2人の説明が素晴らしくて予想以上によく分かった。さすが博士3年で会社員、説明力が段違いだ。専門外の人にも伝わる話し方には感心させられた。
質疑応答では、先生方から鋭い質問が矢のように飛んできた。最初は流暢に答えていた2人も、次第に言葉に詰まる場面が増えていく。見ているこっちが怖くなるほどの緊張感。しかも、これを1年後に自分がやるんだと思うと背筋が凍る。後ろで聞いているだけなのに、小便を漏らしそうになるくらい恐ろしかった。
公聴会が終わると、2人は重圧から解放されてホッとした表情を浮かべていた。来年の今頃、自分も笑顔で終われるだろうか…
企業から朗報が届く
先月末に応募した企業の博士早期選考で書類審査に通過した。次は2/12の最終選考。WEBでの面接らしい。
あまりに簡単に通過してしまって戸惑っている。次がいきなり最終面接というのも意外だ。普通はその前に一度面接があると思っていたから、心の準備ができていない。中途採用ってこんなものなのか?情報が見つからなくて分からない。最終面接ではPowerPointの資料を使ってもいいらしい。せっかくだから何か作っていこう。
論文執筆

博士早期修了のために、あと3本の論文を通さないといけない。1本目(A報)は4回目の投稿中だ。8月末から投稿を始めて、3回もリジェクトされている。早期修了に間に合わせるには早くアクセプトされないと困る。もうインパクトファクターはどうでもいい、とにかく通してほしい。
A報のデータがないと次の論文(B報)も完成できないし、3本目はまだ何をやるかも決まっていない。本当に2年で修了できるのか不安で吐きそうになる。
不安を解消するには、とにかくB報を書くしかない。A報がアクセプトされたらすぐ投稿できるよう、準備しておく必要がある。集中して書くため、朝5時起き、5時半研究室到着という究極のスケジュールを組んだ。人が来る9時までの3時間半、誰にも邪魔されず論文に没頭できる。
最初は眠くて頭が回らなかったけど、1週間もすれば慣れてきた。執筆がかなり進んで、春休み中の完成も見えてきた。体調に気をつけながら頑張っていく。
そうこうしているうちに、2/7にA報が4回目のリジェクト。2/9、これまでより低いIF4点台のジャーナルに5度目の投稿をした。今度こそ通ってくれ!
免許更新

留学中に切れた運転免許の更新に行ったら、思わぬ壁にぶつかった。今回で青から金になるはずだった。運転経験は3回(計3時間)しかないけど、無事故・無違反の優良ドライバーとしてね。
警察署で「更新したい」と言ったら、期限切れの免許は更新できないと断られた。ただし、留学のような”やむを得ない事情”なら可能らしい。けれど、出入国の証明が必要だと言われて詰んだ。自動ゲートを使ったからパスポートにハンコがないのだ。
出入国の履歴をもらうには、出入国管理局に申請して1ヶ月待たないといけないらしい。その日のうちに申請はしたけど、免許更新がこんなに面倒じゃ、ドライバーがどんどん減るのも分かる気がする。
オンライン最終面接
振替休日の朝、某大企業の最終面接を受けた。メーカーは独自のカレンダーで動いているらしく、振休でも仕事。その代わり土日は必ず休み、年末年始や夏季休暇もちゃんとある。大学よりよっぽどホワイト。学振DC1の自分なんて365日働きづめ。働けば働くほど時給が下がっていくような状態だ。
研究室の小部屋でオンライン面接。初めてのオンライン面接で手応えがつかめない。質問には早口気味だけどハキハキ答えられた。でも、短所で「猪突猛進で体調を崩すことがある」と答えてしまった。これはマイナス評価だろうな。週5で働けないと思われそうで後悔している。
不採用に備えて、次の応募先として”電池”から離れた企業と、電池関連で最強の企業を2つ選んで研究を始めた。
献血と企業内定
47回目の献血
帰国から4週間、やっと献血できる。海外から持ち込んだウイルスが白血球に退治されるのに必要な期間らしい。4週間なんてあっという間。日本は海外より百倍いい。もう長期の海外生活は勘弁してほしい。
5ヶ月ぶりの成分献血で、看護師さんと近況を話す。献血って良いものだ。役立たずの博士学生が社会貢献できて、自己肯定感も満たせる。ジュースもおやつも無料、感謝までされる。「自分も生きていて良いんだ」と涙ぐみながら帰路についた。
企業に内定

献血から帰ると企業からメールが。早すぎる結果通知に不安になったけど、開いてみると内定の知らせ!「高いヴァイタリティ」「即戦力として期待」など、想像以上の評価。工場見学の約束もできた。
昨年からの暗いトンネルを抜け、高台で雄叫びを上げているような爽快感。浪人時代より10倍辛かった日々が終わり、脳内が澄み切った感じ。これが「グレート・リセット」か。
これからは早期修了に向けて突っ走る。論文3報どころか5報書いてやる。指導教員を破産させるくらいの勢いで(一報30-40万円のオープンアクセス費用がかかる)。文句のつけようのない業績を残して、トップスピードで企業に行くんだ。
春闘。労組よ、頑張れ!!
内定先の労働組合が賃上げ要求を出したら、企業側が即座に満額回答。基本給が1万円以上アップする。売上と営業利益が過去最高だから当然か。
来年も同じくらい上がれば、初任給は月30万円超え。ボーナス半分でも年収400万円オーバー。学振PD(434万円/年)より少し低いけど、今のDC(240万円/年)からは大幅アップ。人並みの生活が送れそうで感無量だ。
Jリーグ開幕
週末にサッカーを観て感情を解放できる季節が来た。勝ち負け以上に、全力で声を出して感情を表現できるのが楽しい。研究室では感情を抑えがちだから、こうやってバランスを取らないとね。
サンフレッチェ広島は開幕戦で2-0の勝利。新加入選手が2得点決めて幸先がいい。今年から広島市中心部の新スタジアムで試合。来月、工場見学のついでに観戦に行けるのが最高に楽しみ。交通費は企業持ちだから、後ろめたさなく楽しめそう。

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