大好きな企業からの内定を掴むために絶対に気を付けるべき3つのポイント【恋は盲目】

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2) です。D1の1月中旬より就活を始め、それからおよそ一か月で某大企業へ内定しました。

内定したのは子供の頃から漠然と憧れていた企業 (便宜上、”A社”とします)。A社の作った製品が街中で人に愛用されているのをよく目にしていたし、 (自分も大人になったらA社の商品が欲しいなぁ…)と心から願っていました。もしも会社に勤めるとしたらA社がいい。A社しか考えられない。A社以外の会社へはそもそも志望動機を記すのでさえ難しかったし、仮に他の会社に就職できたとしてもA社への憧れが勝って辞めてしまったでしょう。

この記事では、私のように大好きな企業から内定を貰いたい人向けに、意中の企業からの内定を掴み取るために絶対に気を付けるべきポイント3つ解説します。

  • どうしても入社したい企業がある方
  • (この企業へ行けなかったらおしまいだ…!)ぐらいの強い意志がある方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

人事の人間は『志願者が会社にとって有益か否か』しか見ていない

企業の人間からすれば、自社製品を好きな就活生が応募してくれたら当然嬉しいです。『ウチの商品に興味を持ってくれて嬉しいです^ ^』と目がハートマーク💛になるでしょう。お客さんなら”好きだから買う”でまったく問題ありません。企業としても、商品を買ってもらえ、しかも商品を愛用していただけるだなんてこの上ない幸せ。しかし、就活だと”好きだから志望した”では面接で通用しないのです。お客さんと就活生とでは立場が大きく異なっているのです。

”会社に応募する”ということは、”その会社で働くのを志望する”ことと同意。企業から給料をもらって働く以上、勤務する企業に対して自分の持つ何らかの価値を提供せねばなりません。労働時間、専門知識、その他さまざまな技能を企業のために用いる必要が。好き勝手に働くわけにもいかない。企業の定めた経営方針に則って従事する義務があります。その企業が好きか/否かは正直、面接官の興味の外。採用担当者が真に興味を示すのは『その志望者が企業に利益をもたらす存在かどうか』の一点に尽きるのです。いくら自社の熱狂的な大ファンでも、会社に恩恵をもたらせぬ人材を雇うわけにはいきません。その反対に、自社の商品にあまり興味が無かったとしても、応募者の有するスキルが自社にどうしても必要なら喜んで採用します。

就職面接に挑む際、自分が如何にA社を好きか熱弁しても採用の決定打にはなりえません。採用可否の本質は志望度ではなく、志願者の有するスキルの有無や高低、企業との相性にある点にどうかご留意を。会社のことを好きであればあるほど陥りやすい落とし穴。アピールポイントを間違えないで下さい。人事の人間にとってどうでも良い話をベラベラとしたり・記したりするより、A社の欲しがる技能について「自分はそのスキルを持っています」と端的に説明できる方が印象が良いですから。

”好き”を仕事にすると”嫌い”になる。その会社を嫌いになっても良い?

何でもそうだと思いますが、何かの営みが好きで、なおかつ趣味の範疇に収まっている時は心の底から楽しめます。趣味が義務に、あるいは仕事に変わった途端、あれほど好きだった対象がいつの間にか好きではなくなり、やがて嫌いな対象へと様変わりしてしまいがち。私自身、修士課程の頃までは研究を純粋な心で楽しく行えていました。(研究って楽しいな。もっとやりたいな!)といった前向きな理由で博士進学を志したのです。進学後、論文出版義務が課せられてしまいました。在学中に規定本数以上の論文を出さなくては永遠に大学院を修了できません。その途端、これまで大好きだった研究が苦痛を生む対象に変わりました。苦痛は憂鬱に、しまいには忌み嫌う憎悪の念に変わってしまったのです。

もしも大好きな商品を作る会社に入社したら、大好きだった商品が嫌いに、否、大嫌いになってしまう可能性があります。嫌いになっても良い、あるいは嫌いにならない自信があるのであれば応募していただいて構いません。どうしても嫌いになりたくなかったら、大好きな会社の業務を仕事にすべきではないでしょう。もっと他の、あまり情熱を注がなくて済む会社へ入り、好きな会社のサービスをあくまでもお客さんとして楽しむ方が遥かに快適。私の場合、”内定をいただいた会社を嫌いになっても良い”と腹をくくってオファーを受諾しました。嫌いになったらその時にまた別の会社のことを好きになれば良いと考えています。

恋は盲目。本当にその企業に入社して大丈夫そうか冷静に考えてみよう

『恋は盲目』という言葉があります。男女問わず、恋に落ちている時は知能がチンパンジーレベルにまで低下する現象を指す慣用句。恋に落ちたが最後、目が曇りがちに。相手の言動に包み隠された真の姿を見定められなくなるのです。嘘だと思うでしょう?本当なんですよ。 (なんであんな人と付き合っていたんだろう)と後から鳥肌が立つほど恐ろしくなってくる場合が…

何かのファンになる行為は人生を充実させるにあたって有効。好きになるのは構わないのですが、好きになる対象だけは熟慮した上で選ばなければいけません。たとえ趣味を選び間違えても大丈夫。辞めて次の趣味を見つけるだけで済むから。自らの背負う時間的・金銭的なダメージを最小限にとどめられます。入社する企業を選び間違えたら人生が詰む。膨大な時間を無駄にしてしまう上、精神を消耗して立ち直れなくなってしまうかもしれません。予想以上にハードだった、思っていたのと違う業種だったなど、盲目的に選んだが故に後で発覚する勘違いもあるでしょう。『好き』が『嫌い』に変わり、その企業に勤め続けるのが辛くなってくる可能性さえ秘めているのです。財務状況も良く確認しておいてください。もしかしたらその企業、入社数年後に負債で潰れてしまうかもしれません。

”自分が盲目状態に陥っている”と自覚し、「本当にその企業へ入社しても大丈夫なのか?」と冷静に自問して下さい。今までは一社しか目に入らなかったけれども、落ち着いて考えてみたら他にも選択肢があることに気付く可能性があります。

最後に

意中の企業からの内定を掴み取るために気を付けるべきポイントの解説はコレで以上。皆さんが第一志望の企業に内定することを祈って当記事の締めくくりとします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

カテゴリー

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次