【Uターン就職】どうして広島に戻るのか?7年離れて気付いた広島の魅力とは

こんにちは!札幌と筑波で電池材料研究をしている北大化学系大学院生かめ (D2)です。大学院博士課程修了後、地元の広島で就職することになりました。いわゆる【Uターン就職】というヤツですね。大学進学の際に地元を離れ、就職の時に地元へ帰ってくる形。

この記事では、私が広島へのUターン就職を決めた理由について記します。

  • Uターン就職を考えていらっしゃる方
  • Uターン就職を視野に入れて就活をしたい方

こうした方々にピッタリな内容なので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

ほどほどに賑わう活気のある街

広島市は百万人都市。中四国地方で最大の街。週末はもちろん、平日でも至る所でワイワイガヤガヤ賑やかな騒ぎが(*ヤクザの抗争ではありません)。でもって、東京ほどの混雑具合じゃない。繁華街でも電車の中でも押し合い・へし合いになることなどない。常にゆとりがあるのです。閑散とした地方都市という感じではなく、大阪や名古屋の活気を維持したまま街の規模と人口とを少しスケールダウンしたような感じ。『程々に賑わっている』ということ。絶妙なんですよ、このバランス感が。うるさすぎもせず、過疎で寂しさを感じることもなく、ちょうど良い賑わいがあるのが広島の一番大きな魅力。

都心の八丁堀へ行けば基本的には何でも揃えられます。衣類や家電、食品に雑貨、それに書籍など何でもござれ。町自体がコンパクトな作りです。数歩進めば次のお店があり、また歩くと次のお店が待っている。もしもどこか行きたい所があったらバスか路面電車で目的地のすぐそばまで行けます。めちゃくちゃ便利なんですよ、広島って。いま住んでいる札幌よりも利便性では上かもしれません。

どうせ就職後しばらく過ごすのなら住んでいて楽しくなる街で暮らしたい。過疎で廃れていく限界集落のような街ではなく、元気で便利で今も発展中の賑やかな街に身を置きたかった。そうなると候補は地方の大都市しかない。熊本、福岡、広島、神戸、金沢、そして仙台の六ヶ所が住む場所の候補に。その中でも広島を選んだのは、大学進学まで19年間住み、街のことを詳しく知っていたから。他の都市も当然魅力的だと思ったけれども、”広島が一番知っている街、安心感を持って過ごせる街”ということで広島に決めました。

豊かで美しい自然

広島市中心部は三角州の中に広がっています。県北から流れてくる太田川が7つの支流に分岐され、それぞれが山から運んできた土砂が堆積してできた地盤の上にあるのです。市内を散歩中、川をよく目にします。川を見ずに過ごした日なんておそらく一日も無いかなと思います。ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。この世の儚さに胸を打たれながら、大河の流れる音に無心で耳を傾ける。川の傍で過ごすと何か、癒されるんですよね。河川敷に敷設されたベンチに座り、心のウォシュレット洗浄が終わるまでじーっと待ち、頭の澱みが無くなったら立ち上がって家に帰ってグッスリと寝る。

川の上流を伺えば、緑豊かな山が幾重にも屹立しています。特に夏の景色が良い。雲一つない日本晴れの空に青々と茂る夏山があまりにも美しく映えているのです。広島市は中心地にも山や街路樹がある、とにかく緑が豊かなのが特徴。札幌や仙台と良い勝負。西の杜の都は広島で決まり。ちなみに札幌と違い、広島の市街地に熊は一切出没しません。札幌なんて住宅地を平気で熊がダッシュしているから結構怖いですよ笑。

広島は川と山が調和している自然豊かで綺麗な街。心身を癒してくれる自然スポットが市内にたくさんあるのです。就職すれば、会社で時々嫌な出来事に巻き込まれ、落ち込むこともあるかなと存じます。そんな時でも頭を仕事モードへ直ちに切り替えるには、美しい自然が自分のすぐ傍にあり、行きたい時にすぐ行ける必要があるはず。広島は自分の希望に適う街。高校時代も受験勉強のストレスを河川敷で発散していたから、この街でなら就職してもちゃんとやっていけるんじゃないかなぁ、と考えました。

サンフレッチェもカープもある

私は高校時代まで広島東洋カープの熱心なファン。毎日カープの試合中継を最初から最後まで見、翌朝、中國新聞で各選手の打撃成績をチェックしていました。一軍チームだけではありません。二軍チームの選手成績も把握していたのです。調子の悪そうな一軍選手が居れば「はよ二軍の○○と入れ替えりゃえぇのにのぉ」と偉そうに呟いていました。

大学生になり札幌へ移住し、カープの中継を見られなくなってしまいました。テレビではもちろん、スポーツのライブ配信サービスDAZNでもカープの主催試合を中継してくれなかったのです。そこで私はカープ好きを維持しつつ、サッカーのサンフレッチェ広島を応援し始めました。サンフレッチェの試合ならDAZNで毎試合視聴できるので大丈夫。野球と違い、サッカーは試合時間が決まっています。試合前後のスケジューリングはサッカーの方が楽だと気付きました。以来、野球よりもサッカーの試合を好んで視聴するように。ゴールが決まったり試合に勝利した時は「やったー!!!」と声を枯らして喜び、ゴールを決められ負けてしまった時は「あ~あ…」と何も手につかなくなるほど落ち込みました。

サンフレッチェを決定的に好きになったのは2022年 (修士二年次)の10月。サンフレッチェが天皇杯とJリーグカップの両方とも決勝戦に進出し、”コレは応援に行かんといけんじゃろ”と二週連続で関東へ観戦に行ったのです。先に行われた天皇杯ではPK戦の末に敗れ、準優勝。翌週のJリーグカップでは後半アディショナルタイムに2得点で逆転勝利。感極まって泣いてしまいました。隣の席で一緒に観戦した父親と号泣して抱き合っちゃいました笑。あんなに劇的な試合を見せられたらサンフレッチェのことを大好きになってしまいます。カップ戦以来、サンフレッチェのことを過去のカープと同じぐらい気にかけるようになりました。

広島就職を決定的にしたのがサンフレッチェの新スタジアム。約3万人を収容できる新スタジアムが広島市のど真ん中に建設されたのです。今まではバスや公共交通に乗り、中心地とかけ離れた山奥のスタジアムまで1時間ほどかけて行かなきゃいけませんでした。いくらサンフレッチェが強かろうと、あのアクセスの悪さが祟って客足がイマイチ伸びません。街中にスタジアムができたおかげでこれからは気軽にスタジアムへ行けるように。私の実家からも歩いて20~30分ほどの距離。しかも新スタジアム、メチャクチャ立派なんです。まるでイングランド・プレミアリーグのスタジアムみたい。あそこへ行ってサンフレッチェの試合をたくさん観たい。であれば広島に就職するのが一番じゃないか、と

スーパーでお好み焼きが買える

私の一番好きな食べ物はサバ缶。一番好きな料理はお好み焼き。全国各地のコンビニやスーパーでもお好み焼きを購入することは可能。しかし、”なんちゃって”お好み焼きが多い。「麵を入れておけばいいんでしょ?」と言わんばかりの粗悪な作りにガッカリ。麺さえ入っていないものもある。ちょっと信じられません。麺が入っていなかったらそれ、お好み焼きじゃなくて小麦爆弾ですよ。世の中にお好み焼きは2種類あります。麺の入っている正式なお好み焼きか、それとも小麦で四方を塗り固めた関西『風』お好み焼きか。

どうも世間ではあの小麦爆弾を”一般的なお好み焼き”と見る意見の方が強いようです。皆さん、騙されていますよ。関西『風』お好み焼き勢力の意見や勢いにのまれてはいけません。どっからどう見たって麺が入っている方が美しいじゃないですか。小麦爆弾なんて扁平なホットケーキ、いやフリスビーですよ。穴を開けたらドーナッツそのもの。一回、本当に美味しい麺入りお好み焼きを食べてみて欲しい。食べたことない?ぜひ広島に来て下さい。広島のお好み焼き村で本当のお好み焼きを体感してください。

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