こんにちは!札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大工学系大学院生のかめ (D1)です。B4で研究室に配属され、これまでに数多くの学生がゼミで炎に包まれるのを間近で見てきました。
この記事では、テキトーな事前準備でゼミ発表に挑んだらどうなってしまうかを解説します。ゼミで炎上したくない学生さんにピッタリな内容なのでぜひ最後までご覧ください。
それでは早速始めましょう!
テキトーな事前準備でゼミ発表に臨んだらどうなるか?
ほぼ確で炎上する
研究室学生は忙しい。研究に講義、就活など様々な作業に日々追われています。正直言ってゼミの用意をしているヒマがありません。私自身、M1の前期は (なんでゼミなんかあるんだよ…)とげんなりしていたぐらいです。ゼミは我々の事情などお構いなしに刻一刻と迫って来る。いくら”やりたくない”と思っていてもやらねば大学院から逃れられない。そこで学生は嫌々ながらゼミの用意を始めるわけです。発表日の数週間前から事前準備をスタートし、なるべく炎上しなくて済むよう細部までぬかりなく対策をする…
忙しすぎてゼミの用意に手が回らない場合が稀にあります。ちゃんと用意しなきゃいけないのを重々承知してはいても、時間が無かったり準備が面倒になったりして事前準備が疎かになる。そんな時に限ってゼミで炎上してしまいます。今まで炎上したことがなくてもテキトーな回に限って燃えてしまう。教員としてはコチラが忙しかろうがヒマだろうがどうでも構わないのです。分かりやすいプレゼンをし、明瞭に質疑応答してくれさえすれば満足して引き下がってくれる。ただ、事前準備の不十分な学生が明快なプレゼンなどできません。分かったような分からないような不明瞭な説明をし、質疑応答で誤魔化し切れずにめでたく炎上するというカラクリ。
先輩やネット民から「ゼミの用意なんて1週間で終わる」といった意見が偶に出ます。炎上が怖い人はコレを鵜呑みにするのではなく、念には念を入れ数週間かけじっくりと用意して下さい。1週間で準備万端となるのは博士課程レベルの人ぐらい。余程自信家じゃない限りは無難に前々から対策をすべし。
教員や他の学生からの信頼を失う
ゼミ炎上の影響はゼミの時間だけにとどまりません。そのゼミの終了以降、炎上した学生を見る目がガラリと変わってしまうのです。(あの人はちゃんとしていない人だ)と『不真面目人間』の烙印を押される。教員からの風当たりが益々厳しくなっていくでしょう。いわば”信頼を失ってしまった”も同然。周囲との人間関係にも何らかの悪影響が波及することも。ただでさえ狭いコミュニティー内でひとたび信頼を失ってしまったならば、その研究室で居場所を確保するのですらちょっと難しくなります。失った信頼を取り戻そうにも、相手から (この人はちゃんと仕事してくれるだろうか?)と約束するのをもためらわれる。
ゼミの炎上って燃えている本人はもちろん辛い。しかし、燃えている当人を取り巻く周りも同じく不快な思いをします。人が怒られているのを間近で見るのはなかなかエネルギーを要す所業。しかもゼミってエンドレスですから、(いつまでこの劇場が続くんだ…)と、予期される果てしなき戦いを前に耐えがたい苦痛を味わうのです。嫌な思いをさせられた人を嫌いになるのがヒトの性。ゼミで炎上すると炎上した人の印象が悪くなるのも道理というわけ。
炎上気質を患い、次回のゼミでもボヤ騒ぎに
一度炎上すると次回のゼミでも炎上しがち。炎上者を見る目が厳しくなり、以前よりハイレベルな着眼点から質問がボンボン飛んでくるからです。ボヤ騒ぎで済めばまだマシな方。大概は炎上して同じ光景を再現することに。コレは『炎上気質』としか言い表せない。一度炎上した人が再びゼミで炎上するのはブラックジャックにも治せぬ不治の病。炎上回と次回のゼミ発表の日程が近ければ(e.g., 3週間以内)ほぼ確でまた炎上します。袋叩きにされる有様は見ているコチラ側が不憫になるほど。炎上病を予防するにはゼミを炎上させないことです。一度炎上すれば驚くほど再炎上しやすくなりますから、研究室配属後初めてのゼミから最後のゼミまで気を抜かぬように。
最後に:面倒でもしっかり準備しておく方が良い
ゼミで炎上したらどうなるかについてここまで解説してきました。忙しいなかゼミの用意をするのは大変だと思いますが、燃えたら自分の不利益や周囲への多大なる迷惑に繋がりますので面倒でも入念に準備してください。雑誌会を平和に終える方法について詳しく説明した記事を以下に添付します。もし興味があればそちらの方もご覧いただければ幸いです。
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