【学振DC1】D1・前期の大学授業料の支払いが全額免除になった感想

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全額免除になった感想

ひとことで言って、嬉しい

本当に良かった。マジで良かった。語彙力が一瞬どこかへ消え去るほど、嬉しさと安堵で胸がいっぱいです。

独立生計者として申請したので、半額くらいは免除になるかな、と心のどこかで楽観していた節がありました。とはいえ、半額免除のままだと半期で13万円を大学へ納めなくてはならず、ただでさえ少ない手取りから授業料を捻出するのは正直しんどい話。全額免除になってくれたおかげで、これ以上生活を切り詰める必要がなくなりました。貯金を留学や自己投資に100%振り向けられます。胸の閊えがほんの少し取れて、気分が随分と軽くなりました。

これで自分の研究ライフが、ようやく本当の意味で始まる気がしています。

そもそも博士課程に進学してから、講義をほとんど受けていません。授業を受けていないのに「授業料を払え」と言われるのは、テレビを置いていない自宅にやってくるNHK受信料の集金や、5年間病院に行っていない人間に届く健康保険料の請求と、ほぼ同じくらい理不尽な話ではあります。

まあ、博士課程の学生にとっての授業料は、授業料というより大学への在籍料に近い気もしますね。電気や実験設備を使わせてもらうための、いわばみかじめ料のようなものです。

授業料支払い減免申請のため用意した書類一覧

ここからは、これから減免申請に挑む方を対象として、私が申請時に用意した書類とその内容を詳らかにしていきます。

私が提出したのは以下の7つの書類でした。

  1. 授業料減免申請書
  2. 付属書類提出一覧表
  3. 課税/非課税証明書
  4. 生活状況申立書
  5. 国民健康保険証のコピー
  6. 学振DC1採用通知書
  7. 住民票

このうち、特に書き方で迷いそうなものを3つ、詳しく解説していきます。

①授業料減免申請書。家計事情記入欄の記載内容も紹介

最初は減免申請書本体について。自分の所得や減免を申請する理由を記す欄が設けられています。

知り合いの先輩いわく、ここで「独立生計(自分の所得だけで暮らしている人)」として申請しておくと、減額や免除の判定が下りやすいとのこと。私もそれに倣って独立生計として記入しました。

申請書には家計事情記入欄も用意されていて、ここがなかなかの難所です。きっちり埋めようとすると700字ほど書かねばならず、私自身、申請書全体のなかでここに一番時間を取られました。

参考までに、私が実際に提出した家計事情の文面を全文掲載しておきます。

私の世帯は父、母、そして私の3人家族です。私は大学院修士課程2年次現在、会社員である父の給料と日本学生支援機構第一種奨学金、そして短期支援員制度の3つで生活を工面しています。令和5年度より本学の大学院博士課程へ進学します。その際、両親の生活を楽にするため金銭面での支援を受けず、日本学術振興会特別研究員DC1の研究奨励金を生活の糧といたします。進学後は研究へ専念するためアルバイト等で副収入を得られません。したがってこれ以上の収入増加が見込めない状態です。限られた収入の中から授業料を捻出すると生活に困窮してしまいます。修士課程在学中に借りていた奨学金の返済が本年10月より開始するため、今後、学生生活がますます苦しくなってしまう見込みです。
博士課程では今以上に研究へ邁進する所存です。世界をリードするような研究成果を次々と産み出し、博士課程修了後は国際的に活躍できる研究者になりたいと考えています。自身の国際競争力向上のため、本年9月より英国のオックスフォード大学へ7か月間の長期留学に行くことが決まっています。物価高に見舞われる海外での研究活動に向けて渡航先での生活費を貯金しておかねばならず、海外留学費捻出のためにも授業料を減免していただくことが必要です。
私には、大学院での学びをさらに深めるため、引き続き大学の授業や研究活動に一生懸命取り組みたいという強い気持ちがあります。大学院生の本分たる研究が生活の困窮により妨げられないよう、2023年度前期分の授業料免除を申請いたします。以上、ご検討の程よろしくお願いします。(665字)

家計事情記入欄では

  1. 学業に励むためアルバイトができず、これ以上の収入増加を見込めないこと
  2. ”授業料を取られたら生きていけない…”と切迫感を匂わせること
  3. 研究頑張るから免除にして下さい!とやる気を全力でアピールすること

ちなみに最初、文章をひねり出すのがあまりに難儀で、ChatGPTに指示を送って文章を代わりに書いてもらおうと試みました。ところが出力されたものがあまりに不出来で、結局、自分の頭で一から考え直したという経緯があります。AIにも得手不得手があるのですね。

④生活状況申立書

自分の一か月の生活状況を記す書類です。収入と支出のそれぞれについて、内訳を細かく書く必要があります。

私が提出した内容は以下の通りでした。

写真では分かりにくい方のために文字に起こすと、

収入予定金額
・給与等の収入:140,000円
・その他 (研究遂行経費):60,000円
合計 200,000円

支出予定金額
・食費:22,000円
・住居費:55,000円
・光熱水料:15,000円
・衣料費:2,000円
・教育・娯楽費:15,000円
・通信・運搬費:5,000円
・医療費:1,000円
・就学費:45,000円
・交通費:0円
・保険料:10,000円
・税金等:30,000円
・預貯金:0円
合計 200,000円

このような形になります。

学振DC受給者のうち、研究遂行経費の制度を申し込んでいる方は、収入欄のその他の項目に忘れず記載しておきましょう。収入と支出の合計額が一致しているかどうかも、提出前にしっかりチェックしておいてください。

⑤国民健康保険証のコピー

最後に保険証のコピー。健康保険加入者なら健康保険証の、国民健康保険加入者なら国保の保険証のコピーを提出します。

学振特別研究員やJSTフェローシップの受給者は、親の扶養から外れて国保に加入することになります。ところが、授業料減免申請を出す時点では、国保への切り替え手続きを終えられていない方が大半だと思われます。私自身がまさにそのケースでした。

というのも、減免申請書類の提出期限は、新学期が始まる直前に設定されているからです。新学期になるまで扶養から外れられず、扶養から外れるまで国保に加入できない。鶏と卵のような状況ですね。

私のようなケースに該当する場合、保険証のコピーを後日提出する旨を記した書類を窓口へ出しておきましょう。正式なフォーマットがあるわけではなく、後で出すからちょっと待ってください、という意思が窓口の方へ伝わる内容なら何でも構いません。

参考までに、私が窓口に提出した書類の文面を載せておきます。

令和5年度前期授業料減免申請の必要書類である保険証コピーの後日提出について

北海道大学 大学院工学院○○専攻
(令和5年度・博士課程1年)かめ

申請者は令和5年度から独立生計者になるため、国民健康保険に加入予定です。しかし、国民健康保険の加入申請に必要書類である、「現在の健康保険脱退証明書」の発行が令和5年4月1日以降にしか発行できません。そのため、保険証のコピーを授業料減免の申請期間である令和5年3月中に提出できない状況です。令和5年度以降の国民健康保険証は令和5年4月上旬に取得予定です
従って、新たな国民健康保険証が取得でき次第、保険証のコピーを提出いたします。

最後に:後期も申請しなきゃならないのが面倒臭い

D1前期の授業料が全額免除になった感想と、申請時に提出した書類については以上になります。

これと同じ作業を後期も繰り返さなければならないのは、はっきり言って面倒の極み。とはいえ、26万円を浮かせるためなら黙って手を動かすしかありません。書類仕事の労力を時給換算したら、なかなかの高単価アルバイトです。

*2024.1.21追記 D1・後期の授業料支払いも全額免除となりました (*≧∀≦*) [証拠画像]
*2024.3.14追記 D2一年間の授業料支払いが全額免除になりました。北大独自の新制度として、学振DC1/DC2の採用(内定)者は授業料支払いが全額免除になるそうです (*≧∀≦*) [証拠画像]

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