海外でキラキラ輝く研究者人生を送りたかったけれども、無理だった

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究をしている北大化学系大学院生のかめ (D2)です。博士課程の早期修了後、広島の民間企業へ就職します。

博士課程進学当時、「大学院修了後は海外で働きたいなぁ…」と朧気ながら考えていました。D1後期に行ったイギリス留学にてその夢を木っ端みじんに打ち砕かれたのです。海外就職を断念しました。海外ではなく日本の中で生きていく決断を下した次第。

この記事では、海外就職を諦めた理由について記します。

  • 博士修了後の進路を考えていらっしゃる方
  • 大学院修了後は海外で働きたい!とお考えの方

こうした方々に海外で味わった生々しい現実をお見せするために執筆したので、該当する方はぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

かめ

それでは早速始めましょう!

目次

オックスフォード大学への留学で残酷な仕打ちを受けた

D1の10月2日から英国・オックスフォード大学へ研究留学に行きました。学振DC1として頂いている給与と科研費をフル活用しての渡航。身銭を切っての留学ということでモチベーションは相当高かったです。「海外就職の足掛かりを作れるよう頑張るぞ!」と最大限の健闘を誓って出国。渡英便が大遅延したり、ヒースロー空港からオックスフォード行きのバスを乗り間違えたりとアクシデントまみれ。這う這うの体で留学先に辿り着きました1

イギリスで私を待ち受けていたのは、人の居ないガランとした研究室とメールを送っても返してくれない大学教授。研究室に人が居ない以上、英会話の練習も研究に関する相談も不可能。友達さえ一人も作れなかった。そりゃそうです。だって人が居なかったんだもの。実験装置の使い方さえ分からない。おまけに、使用予定の装置が軒並みぶっ壊れていた笑。つまり、何も実験ができませんでした。もはや廃墟。世界最高の大学のラボとは思えないほどの無残な有様。

当初、留学はD1の10月から翌年3月までの予定でした。オックスフォード大学への一学期分の在籍料は£4,602。日本円にして約85万円。ハーゲンダッツのアイスクリームを2,600個以上買える値段。それだけ高いお金を支払ったのだから、何か一つでも収穫を得て帰りたかった。しかし、何も得られませんでした。研究を始められさえしなかった。85万円をドブに捨てられてしまったのです。お金に加えて時間まで無駄にするのは耐え難かったため、予定を大幅に切り上げて1月中旬に帰国しました。羽田空港に着いた時、大泣きしましたね。「せっかく頑張ってお金を貯めて留学に行った自分への仕打ちがコレだなんてあんまりじゃないか…」と2

日本よりも海外の方が良いだなんて思えなかった

留学中、”研究に取り掛かれないならば”と、西洋の生活や文化を堪能する作戦に切り替えました。私、イギリス文学が好きなんです。シェイクスピアやディッケンズの作品を留学前、好んでよく読んでいました。幸い、オックスフォードには立派な博物館があります。本屋もある。少し足を伸ばせばロンドンに行ける。イギリス文化を味わう手段には困らなかったです。留学中、イギリスの文化にどっぷりと浸れたのだけは良かった。

イギリス生活を体験してみて、日本よりも海外の方が良いだなんて思えませんでした。歴史の重みを感じられるイギリス文化も良いには違いありません。好きですよ、イギリス。決して嫌いじゃありません。特に、クリスマスのオックスフォードの賑わいは凄かった。一度アレを体験してしまうとイギリスが好きになってしまいますね。けれども、私にとってはイギリスより日本の文化の方が良かった。自然を力でねじ伏せてきた西洋文明よりも、自然と調和する道を選んだ日本文明の方に心を惹かれました。日本文明の方が寛容。西洋文明は異質なものに対してあまりに不寛容すぎて息苦しい。

西洋諸国は過去にアジア諸国へ残酷な仕打ちをしてきました。人様の国を勝手に植民地にし、原住民が言うことに従わなければ容赦なく命を奪っていった。こんなことを平気でしておいて『先進国』を名乗れる神経が信じられない。後進国でしょ。どんだけ図太いんですか笑… 先進国の日本からわざわざ後進国たる西洋諸国へ働きに行く意義が思い付きません。 (日本の方がいいじゃん。どうして海外へ行かなきゃいけないんだろう…?) と考えても分かりませんでした。

mRNAワクチンを打てない体質である以上、長期的な海外渡航は諦めなければならない

日本国民のおよそ8割がコロナウイルス対策としてmRNAワクチンを接種したそうです。皆さんは打ちましたか?私は打ちませんでした。いや、正確には”打てなかった”んですよね。あの液体には重金属や高分子がたくさん含まれており、それ等に対するアレルギーを有する私はアナフィラキシーショックを警戒して打てませんでした。正直、アレルギーを有さなくても打たなかったと思います。あのワクチン、副作用で心筋炎を起こす可能性があるらしいじゃないですか。私は過去に一度、ランニングしすぎて心筋炎を発症したことが。ワクチンで心筋炎を再発させられたら困るから、どちらにせよ、mRNAワクチンを打たずに済ませていたでしょう。

私が大学院在学中、最初に海外留学を試みたのはM2の頃。2022年ですね。コロナ騒動の3シーズン目。2022年当時、海外渡航にはmRNAワクチンの二回以上の摂取が必須でした。一発も打っていない人は海外渡航を希望しても叶わなかった時代。修士在学中の海外留学はワクチン接種の問題で諦めたのです。留学へ行くにはワクチンを打たねばならない。でも、ワクチンを打ったらアナフィラキシーショックで死ぬ。命を懸けてまで留学に行きたいか? …さすがにそこまでして行きたくはありませんでした。日本の中で出来ることをやろうと決意。ワクチンを打たずに海外へ行けるようになる翌年度までじっと待ちました。

幸いコロナ騒動が沈静化し、薬を打たずとも海外へ行ける時代に戻りました。留学先での無慈悲な仕打ちはともあれ、目標だった海外への数か月間の研究留学を達成。しかし、WHOは現在、水面下でパンデミック条約の制定に向け動いています。この条約が世界で可決されてしまったら、ワクチンを打たなきゃ海外へ行けなくなる時代が再来するのです。陰謀論なんかじゃない。日経新聞にも載っている話です3パンデミック条約の制定後、ワクチンを打っていない人は海外渡航を恒久的に諦めなければなりません。海外就職なんて不可能。活躍のフィールドは自国内に限られます。

て今後、そういった不自由な時代になっていくという悲観的な予想を踏まえ、海外就職を前提に学生生活を進めることは間違っているのではないかと考えました。国内でしか働けない時代を先取りし、国内に居場所を作っておこうと考え海外就職を断念するに至ったのです。

結論:自分に海外への道は開けなかった

留学では海外に幻滅させられ、ワクチンには将来の選択肢を制限されました。結論、自分がどれだけ頑張ろうとも目の前に海外への道は開かれなかったのです。自分には『海外』は相応しくない道だったのだろうと思います。身の丈に合わなかったのかな?”国内で頑張れ”という神様のお告げなのかな?

自分は海外との相性が絶望的に悪いです。その分、日本との相性は良さそうなので、「海外への思いを諦めて日本で頑張っていこう」と腹をくくって就職先を選びました。

脚注

  1. 週刊オックスフォード§1 渡英便が大遅延!スマホがネットに繋がらない?!待ち焦がれた英国生活はトラブルと虚しさでいっぱいの開幕 ↩︎
  2. 週刊オックスフォード最終回 不本意な形での帰国。この留学を自身の将来にどう活かすか【打倒・オックスフォード】 ↩︎
  3. パンデミック条約「1年後に合意を」、WHO事務局長 – 日本経済新聞 (nikkei.com) ↩︎

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