研究室生活春夏秋冬vol.29 M2・7月 またリジェクトを食らう。3回目の投稿に向け準備を進める

こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。

研究室生活春夏秋冬M2・7月編では、苦しい戦いが続く論文投稿に関するお話をしていきます。

かめ

それでは早速始めましょう

目次

初旬:2回目の投稿でもリジェクトを食らう

6月下旬に投稿した論文の審査結果が返ってきました。

結果はエディターズキックのリジェクトです。論文が査読者の手元に行くことすらありませんでした。

私の2つ上の代の先輩が同じような研究をして同じ雑誌会社の別雑誌に論文を通しており、

編集者

前の論文との違いは何?

”進展性が薄い”と判断されたことがリジェクトの理由だったそうです。

この点に関しては私自身にも自覚があり、(やっぱそうだよな…)と納得のできる妥当な理由だと感じました。

大方予測していた結果でしたが、その予想が現実になるのは悲しいものがありました。

自分の研究を早く世に広めたいのにそれが出来ず、歯がゆくてもどかしくて仕方がありませんでした。

かめ

もしかしたらどこか他の研究チームに先を越されちゃうかも…

と見えない敵の動向についても心配になってきちゃいました。

もはや心が病みまくりです。いつぶっ倒れてもおかしくないほどストレスが溜まってきておりました。

中旬:3回目の投稿に向け準備を進める

最初の論文投稿から半年が経ち、論文を書き始めて1年以上が経過してしまいました。

IF5程度の論文であればもうとっくにアクセプトされているはずですが、IF30や40などの超一流雑誌へのアクセプトを目指そうと思うと1年じゃ足りないみたいです。

指導教員やつくばの共同研究者さんとの打ち合わせにより、次はAmerican Chemical Society (アメリカ化学会, ACS)のIF23の某雑誌への投稿を決めました。

もしコレでリジェクトとなったならばハイグレードな雑誌への挑戦は諦め、今回の論文はIF5~10の現実的なラインへ投稿する運びとなりました。

これまで出してきたIF42や38と比べると”23”は見劣りしますけれども、『IF10を超えればすごい』と言われる化学雑誌業界でIF23というのは相当上位のジャーナルです。

アクセプトされそうな予感は相変わらず全くしかなったものの、(IF42の雑誌に比べたらまだアクセプトされる芽はあるのかな)と少しだけ希望を抱けました。

論文を某雑誌指定のフォーマットに直し、そのあと念のため投稿要領を確認してみました。

すると”本編に字数制限がある”という事が明らかになり、本編の一部をSupporting Informationに回して少しだけ字数を減らしました。

3回目の投稿は7/14に行いました。

果たして戦いは終わるのか?投稿の結果の模様は次回記事にて記します。

次回予告

研究室生活春夏秋冬M2・7月編はコレで以上となります。

次回、M2・8月編では

  • エディターの壁を突破もリジェクト、ただし…
  • 大学院博士入学試験の模様

これら2つの内容でお送りします。

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