こんにちは。札幌と筑波で蓄電池材料研究を行う工学系大学院生のかめ (M2)です。
研究室生活春夏秋冬M2・6月編では、先月論文がリジェクトされ失意に沈む私の様子を描写します。
それでは早速始めましょう
中旬:失意のさなかで2回目の論文投稿
Cell Pressとの4か月間にも及ぶ死闘があえなくリジェクトで終幕し、私のメンタルがマリアナ海溝のはるか深くにまで沈み込んでしまっていました。
何をするにもやる気が生じず、趣味のランニングですらやるのが億劫になっていました。
投稿した瞬間にエディターズキックを食らったならばまだ少ないダメージで済みました。
しかし、ポジティブな査読結果が返ってきて(もしかしたらアクセプトされるかも!!)と期待が最高値にまで高まっており、その状態から手のひらを返すようにリジェクトされたから尋常じゃないショックを受けたのです。
とはいえ、何もやらなければ論文が公開されませんから、次の提出先への投稿準備を進めていかねばなりません。
そこで、Royal Society of Chemistry (英国王立化学会, RSC)が発行するIF38の某雑誌への投稿に向けてフォーマットを整えていきました。
リジェクトを食らった影響で、どこに論文を投稿してもアクセプトされそうな気がしなくなっておりました。
指導教員から
大丈夫だって!
ファーストオーサーがそんな弱気でどうするんだよぉ…
と励ましのお言葉を頂いたものの、失った自信はそう簡単には回復せず、(たぶんまたリジェクトだろうな…)とネガティブな気持ちで2回目の投稿を行いました。
下旬:大学院試験への出願手続き
博士課程へ進学すべく、下旬に大学院試験の出願手続きを行いました。
受験料として3万円払ったり、354円分の切手を用意し封筒に張り付けたりするのは修士の入学試験と同じでしたが、
学部→修士 | 修士→博士 | |
英語 | TOEICのスコアシート (600点以下で足切り) | 試験当日にテスト実施 |
研究計画書 | A4 1枚 (特別様式) | A4 2枚 (様式自由) |
入学金 | 約26万円 | 内部進学者は0円 |
など、修士入学試験と大きく異なっていた点も3つほどありました。
特に入学金が0円な点がものすごく有難かったです。
私、博士課程への入学金も自分で払おうと思っていて、これまで2年間の節約生活により26万円作ってきましたから、(26万円を失わずに済むんだ♪)と思うとそれだけでハッピーになれました。
ウチの専攻の博士課程入試は毎年倍率1倍以下なので、ちゃんと出願し、ちゃんと試験を受けに行けば確実に合格することが可能です。
院試対策は当日の研究計画プレゼンぐらいしかやっておくべきことはなく、プレゼンに関してもオンラインでの実施なので緊張せずに臨めそうでした。
唯一気がかりだったのが、”面接で何を聞かれるのだろうか?”ということです。
- 教授らに激詰めされはしないか?
- 研究計画の不備を指摘されないか?
など、心配し始めると悩みが絶えず、
大丈夫かなぁ…
怖いなぁ…
と心配になってきちゃいました。
次回予告
研究室生活春夏秋冬M2・6月編はコレで以上となります。
次回、M2・7月編では
- 2回目のリジェクト
- 3回目の投稿に向けて
これら2つの内容でお送りします。
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