12日:先月受けたTOEICの成績開示。805点しか取れなかった(リアル幸40)
手応え的には800点台後半、あるいは900点越えを期待できそうな出来。ウキウキ気分でマイページから点数開示。スコアを見た瞬間、絶句した。805点だった。一瞬、905点に見えたが、目をこすってよくよく見直したら805点の見間違いだった。なんじゃこりゃ。コレ、ホンマに自分のスコア?あれだけ頑張って勉強してようやく800点を超える程度なのか。3年前からたった20点しか上がってないじゃん。酷すぎるわ。せめて850点は取れよ。手応えのなかったリスニングはともかくとして、手応えのあったリーディングで405点しかないのには驚かされた。ひょっとしたら満点かもと思っていたのに。405点って笑。8割ぐらいしか取れてないじゃん。過大評価も甚だしい。冗談じゃないぞ、何が”満点かも~”だよ。
TOEICの点数に愕然とし、正午にスコアを見て以降、作業が何も手につかなかった。半端ない無気力感に苛まれ、研究や勉強、読書など、ありとあらゆる知的営為へのやる気を失った。自身の無能ぶりに驚き呆れた。もう少しデキる人間だと思っていたけれども、どうやら自己評価を大幅に改めねばならないらしい。翌朝になってようやく気力が戻った。このままではどうしても終わりたくない。12月下旬、リベンジマッチに挑む。目標は900点越え。最低でも850点は超えられるように頑張っていく。次回はリスニングに注力したい。どれだけ訳の分からぬ音声が流れてきても聴き取れる英語耳を養成しなくちゃならない。
12月下旬のTOEICの前に、10月下旬に行われる「総合旅行業務取扱管理者試験」を乗り越えねばなりません。年に一度の国家試験だから一発でしとめる必要があります
20日:A報への査読返信(リア幸50)
先月中旬に投稿したA報の査読が2週間で終わった。レターやコミュニケーションの査読ならともかく、フルペーパーの査読が2週間で終わるっていったい何事なのか。あまりの早さにリジェクトを疑った。『読む価値も出版する価値もないゴミのような論文だな笑』と言われるかと思った。実際の所、ちゃんと査読してもらっていた。査読者は二名。修正期間に一か月を与えられるメジャーリビジョンを食らったものの、掲載前提のポジティヴな査読コメントをいただけて胸を撫で下ろした。
Reviewer1は文面から優しさがにじみ出ていた。まるで菩薩のような親切心あふれるコメントには感謝の思いが募るばかりである。ひょっとしたら顔を見たことのある日本人研究者さんかもしれない。あの人ならこんな優しい文章を書きそうだなぁという顔がいくつか思い浮かんだ。Reviewer2は逆につっけんどんな返事。「○○について説明している箇所が”全く”分からない。ちゃんと説明して」と大谷翔平のストレートぐらいキレのある激辛な評価コメント。売り言葉に買い言葉をしていてはリジェクトされてしまいかねない。査読者は神様だ。たとえどれほど面白くない思いをさせられても「へへぇ~」とひれ伏すしかない。
日本語で査読者二名への返事を作成。指導教員に確認してもらい、Copilot AIに爆速で英語化してもらった。査読対応に要した期間は三週間。割と対応しやすい案件だったからかなり早く処理できた。月末には論文の投稿ステータスが「Provisionally Accept (暫定アクセプト)」に変わっていた。アクセプトはもう間違いない。ただいま雑誌会社の方が論文をWEB上へ公開する準備をしてくれている所。
論旨の根本からの破綻に気づいて原稿をゼロから書き直したり、必要なデータを追加実験して全速力で集めたりと色々あったA報。投稿してから掲載されるまでの流れは今まで投稿したどの論文よりも円滑でした。このままA報がアクセプトされれば、博士早期修了要件充足まであと一報。ついにリーチ。あともう少し!あと少しでこの長い長い戦いが終わります
21~22日:「逃げるは恥だが役に立つ」を全話視聴(リア幸60)
三連休初っ端の夜、Amazon Prime Videoを開いたら、オススメ欄に「逃げるは恥だが役に立つ (逃げ恥)」が出てきた。逃げ恥は、今からおよそ八年前に放映されたTBSのテレビドラマ。懐かしいなぁと思って視聴ボタンをクリック。あまりに面白すぎて止まらなくなってしまい、ほぼ徹夜で11話すべてを一気に見てしまった。ガッキーがあまりに可愛すぎて悶え死んだ。こんな素敵な人となら契約結婚でも駆け落ちでも何でもするわ。結婚するのも案外悪くないかもしれない。仕事へ出かけるときはガッキーから「行ってらっしゃい💗」と言ってもらえ、帰ってきたときはエプロン姿のガッキーから「おかえりなさい💗」と迎えてくれるんでしょ?契約結婚でも週に一回はハグの日がある。運が良ければ、ベランダから笑顔で両手を振って職場へ送り出してもらえる日も。財産分与云々にはいったん目をつむらせてもらいたい。現実へ目を向けた途端に結婚熱が冷めかねない (←彼女もいないくせに何を言うてんねん)。ドラマで共演した二人はいま、実際の夫婦らしい。素敵すぎる。どうか私の分まで末永くお幸せに。
8年前はどこで何をしていたかなと思い返してみた。8年前の2016年は、どうやら河合塾広島校にいたらしい。予備校の白い壁に囲まれながら無味乾燥な浪人生活の最中。放映期間の10/11~12/20は受験勉強に疲れて抜け殻になっていた。逃げ恥が放映されていたことすら知らなかった。そういえば居たな、ラウンジや教室の中で仲良く恋ダンスを踊る浪人生カップルが。「コイツら、地獄に落ちろ」と思いながら遠巻きにイチャイチャを眺めていた。ちなみに、浪人生カップルは男女ともども国公立大学入試に全落ちだった (爆笑)。男子の方は、私が一年次の夏、河合塾へ挨拶に行った時にもまだ居た。二浪する覚悟と勇気へは最大級の賛辞を贈らせてもらいたい。果たして彼は二浪で終わったのか、それとも更なる多浪コースに入ったのか。同じく2016年は新海誠先生の「君の名は。」が放映された時代でもある。逃げ恥といい、君の名はといい、あまりに誘惑の多い浪人時代だったな。
…ガッキーの件でふと思い出したことがある。
私がいま所属している研究室に興味を持ったのは、B2時代、TAで演習講義にやってきたガッキー似なM1の先輩 (三人称をガッキーとする)がきっかけ。ガッキーはロングヘア―バージョンのガッキー。顔のパーツやそれらのバランスが驚くほど本物のガッキーとそっくり。ガッキーとガッキーを入れ替えられてもガッキーとガッキーの親以外には分かるまい。ガッキーはガッキーにしか見えない。ガッキーはやはりガッキーそのものだ。TAのガッキーがあまりに可愛すぎて、講義中、にやけた顔を両手で覆いながら演習問題を解いていた。通路を挟んで隣に座っていた知り合いと「ガッキー、マジで可愛いよな!」「だよな!ヤバすぎる…」と大盛り上がり。我々はいったい何の演習をしたのだろうか?目の演習だろうか?目の保養になる大変有意義な講義だったが。ガッキーのおかげでB3・4月の視力検診にて両目2.0だった。大学に入ってまさか視力が上がるとは思っていなかった。おまけに、講義では何かの間違いでA+をGET。何が何だかもうサッパリ分からない。
いずれにせよ、研究室へ配属されるならガッキーのいる研究室へ行きたかった。研究内容云々は知らん。とにかくガッキーの居る研究室へ行きたかった。行ってガッキーと何をしたいという希望はない。ガッキーの研究テーマを引き継げたらそれで充分だろうと思った。ガッキーのいる研究室へ行くために頑張って勉強してGPAを稼いだ。B4の4月、晴れて第一志望の研究室に配属された。ガッキーは私と入れ替わりで就職していなくなっていた。私に手渡された研究テーマはガッキーがやっていたのとは別のもの。絶望の往復ビンタで気を失ってしまいそうになった。致死量レベルのショックに打ちひしがれつつ私の研究室生活春夏秋冬が幕を開けた。
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