国立大学生協食堂あるある【高いのに美味しくない】

北大と国研で研究している化学系大学院生かめです。北大総合理系入学以来、八年間ずっと自炊しています。

自炊のキッカケとなったのが生協食堂。私の食生活へ多大なる影響を及ぼしました。大学食堂がまさかこんなに酷いだなんて。あまりに酷すぎて食堂へ行きたくなくなり、多少面倒でも自分でご飯を作って食べるようになったのです。結局、八年間で計七回しか食堂でメシを食べませんでした。七回とも微妙な感情でご飯を口に含んだのを強く記憶しています。

この記事では、国立大学生協食堂あるある4つご紹介します。

  • これから国立大の学生になる方(ミールカード購入を検討中の方)
  • 大学生協食堂の現状を知りたい方

こうした方々にピッタリな内容です。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

それでは早速始めましょう!

立地がいい&回転率が高い

生協食堂のストロングポイントは立地。食堂は大学構内にあります。お腹がすいたときすぐ食べに行けるのです。大学構内に食堂がない場合、昼休みは大学外へ繰り出す必要が。移動で貴重な時間を無駄にしてしまって嫌ですよね。構内の生協食堂を使えば、食事にまつわる時間のロスを著しく抑えられるでしょう。

生協食堂のレジは少なめ。会計の列は混み合います。飲食座席の回転率は高め。レジを抜け、食堂内を見渡せば、きっとどこかに空席を見つけられるでしょう。仮に満席に見えたとしても大丈夫。少しあたりをうろついてみて下さい。ご飯を食べ終わった人が立ち上がって、直ちに空席ができるでしょうから。

高いのに少ない・美味しくない

生協食堂のメニューは全体的に高め。かけうどんでも300円台なインフレぶり。スーパーの冷凍うどんは一食分でも60円。あまりの値段差に驚き呆れ、(それなら自分で作るわ…)と足が遠くなってしまいました。お金を払った分だけいっぱい食べられるならまだ我慢できます。全然食べられません。ボリュームが少なすぎます。ひと口50回ぐらい噛んで、満腹中枢をだましてようやくお腹いっぱいに。でも、一時間後にお腹がすきます。こんなの耐えられません。生協のメシは高くて少ないのです。

おまけに、生協メニューはおいしくありません。揚げ物は全て同じ味。丼ものは、具があまりに少なすぎて味を楽しむ余裕がない。一番美味しいのはサラダ。野菜だけはちゃんと嚙むと野菜本来の味がして美味しいです。マズいのではありません。おいしくないのです(←ココ、重要)。わざわざおいしくないものを食べに食堂へ足を運びたいとは思わないのです。

同じ額のお金を払うなら、生協よりもお弁当屋さんや牛丼屋さんへ行った方が100倍マシ。いったいどのように運営すればあれほど高くてボリュームに欠けたうまくないメシができるのか不思議。資本主義にさらされていない、構内独占営業だからこんな体たらくでも成り立っている。大学外にテナントを借りて食堂のメニューを提供してみればいい。たった一か月でガラガラになって閑古鳥が鳴き始めるでしょう。我々生協組合員は、大学入学時に二万円の組合費を払います。その二万円はどこに消えたのでしょうか。食堂のメニュー改善に使っていただきたいなと思います。

行かない・開いていない

私が生協食堂へ行かなかくなったのは、お金に見合うだけの食べ物を摂れないから。イマ風の言い方をするなら「コスパ」が悪すぎます。

食堂へ行くのが苦痛で仕方がありませんでした。研究室のメンバーから食堂行きに誘われても「ごめん、無理」と断る始末。どうして食堂へ行きたがるのか分からない。自炊の方が安くてヘルシーでおいしくて新鮮なものを食べられるというのに。自炊は百歩譲って無理だとしても、まだ食堂よりコンビニの方がいいですね。どうせ同じ額を出すならコンビニめしの方が満足感を得られます。ハッキリ言って、国立大学の食堂メニューは貧相です。もしも私が食堂料理長ならば、提供メニュー数を絞って、品目ごとの充実度を高める方向性に改革したい所。

生協食堂は土日や長期休暇に休業しています。私が学部下級生の頃は土曜日にも開いていたのですが、人手不足なのか、土曜日は完全閉店してしまいました。人間は土日もご飯を食べねばなりません。土日だからといってお腹が空かない学生など居ないでしょう。生協は学生の生活支援を謡っているのだから、週末もせめてお昼どきぐらい開業してほしい所ですね。

私大が羨ましい

Xを見ると、関東や関西の私立大学生が自大学の食堂を嘆いているのを目にします。

メニューが少ないっ!

ボリュームが足らないっ!

などと非難轟々の有様です。それを見るたびに思うことがあります。ウチよりマシじゃ、クソボケがっ!!!

投稿された写真を凝視しても、いったいどこに不満要素があるのか分からない。メニューが少ない?弊学よりマシじゃ。ボリュームが足らない?めちゃくちゃあるやんけ。弊学で私大食堂のようなメニューが出たら大歓喜ですよ。「やるじゃん、生協!」「食堂、愛してる!」などと生協へ愛と涙の投稿が相次ぐでしょう。

TOEICや国家資格試験を受けに私大へ行くことがありました。行くたびに思います。私大の食堂って、本当にきれいですね。天井の電球はどこもフィラメントが落ちていない。省エネとかいって照明が落とされてやしない。壁や床のタイルは剥がれていない。肝心のメニューは超充実。最高の食環境ですね。羨ましい。私大のようにきれいな食堂が弊学にもあれば毎日通ったはずです…

自炊を後押ししてくれた生協食堂に感謝!

大学生協食堂には深く感謝申し上げます。食堂様のおかげで自炊意識が飛躍的に高まりました。大学在籍期間を通して自炊を続けられたのは、大学食堂のおかげです。

私は信じています。国立大学生協食堂の貧相さは、意図的にそう設計されているのだと。アレはね、学生の自炊意欲を高める施策の一環なんですよ。学生をバカにするようなメニューを出し続け、暗に「君たちも早く自炊を始めなさい」と諭しているのでしょう。私は生協食堂の発する意図を学部一年次にして理解しました。ありがとうございました、北大生協さん。自炊開始圧力を強烈にかけてくださって本当に感謝しています。

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