【就活】大学院修士課程一年次に受けた民間企業の最終面接ハイライト

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総務部長から

総務部長

さっきから聞いていて、私も社長と同じく(この人はすごく活力のある人だなぁ)と思ったんですけれども、実は先日受験頂いた性格テストの結果もその通りなんですね。ヴァイタリティ―という項目がありまして、かめさんはそれが最高評点なんです。長年採用やってきましたけれども、私、こんな人、初めて見ましたよ!

総務部長

それでお聞きしたいのは、その活力の源は何なのでしょうか、という質問です。いったい何がかめさんをそこまで突き動かしているのですか?

かめ

原動力、ですか…あまり考えた経験がないのですが、一つ間違いなく言えるのは、劣等感や反骨心だと思います

総務部長

詳しく教えて貰えますか?

かめ

はい。ここまで社長から色々とお褒めの言葉を頂いてきましたけれども、実は私、そこまで思い通りの人生を歩めてきた訳ではありません。決して順風満帆ではなかったし、特に受験においては、中学入試・大学入試と共に第一志望校に不合格となってしまっております。不本意ながら第二志望の学校に進学したのですが、中学時代、私の第一志望校の制服を嬉しそうに着た学生を見るたび (あ~、悔しい!) (なんで自分はあの制服を着られなかったのだろう…!)と自分に対する悔しさでいっぱいになっていました。もちろん、学力では第一志望校に合格した方たちには到底敵わないでしょう。試験当日の運ではなく、単に学力不足で不合格になったのですから、原因はあくまで自分側にあると思っています。しかし、いつまでもくよくよしてばかりではいけません。コンプレックスを抱きつつも、何とか歯を食いしばって立ち上がらなくてはならないのです

総務部長

(神妙な面持ちで”うんうん”と頷く)

かめ

そこで私はこの劣等感を原動力に、受験で負けた借りを返してやろうと決心しました。”受験”というイチ分野にいつまでもこだわるのではなく、自分の何か得意な分野を見つけ、そこで自分の限界に挑戦することにしました。その結果が国体の全国優勝であり、最近達成したマラソン2時間47分という記録です。私は反骨心のいわば権化たる存在であり、反骨心や劣等感抜きでは私の人生は語れません。何の縁か分かりませんが、私の所属している研究室での指導教員は、大学受験生時代に私が恋焦がれた第一志望校出身の先生でした。現在は、その先生に何も言わせないぐらいの圧倒的な研究実績を残すべく必死に研究活動に勤しんでおります。ただいまNatureの姉妹雑誌に論文を投稿し、アクセプトされそうな査読結果が返ってきました。なので、少なくともあと数年後には指導教員を少し超えられるかなと思っています (註:面接の2か月後にリジェクトされました)

総務部長

かめさんぐらいの強い気持ちで長い期間反骨心を持ち続けられる人って、社会にそれほど多くはいないと思います。あなたの最大の強みはその気持ちの強さ、意志力だと思います。今後もその強い気持ちを持ち続け、大きく、たくましく成長していってもらいたいなぁと思います

かめ

ありがとうございます。今までは反骨心に頼り、何をやるにも力技で物事を成し遂げて参りました。しかし、いつまでも憎悪の気持ちを燃やしていても幸せにはなれませんから、どこかで自分の納得できる妥協点を見つけ、幸せになれる方法を探したいなと考えています

総務部長

そうですね、すごく大切な事です。
あと、もう何点かお聞きしたいのですが、かめさん、資格をたくさん取っていますよね?英検準一級に自動車免許、TOEICにファイナンシャルプランナー、最近では簿記も取得しているようですね。毎年毎年コンスタントに勉強なさっていて(偉いなぁ)と思ったんですけれども、まず英検はなんで取得しようと思ったのでしょうか?

かめ

英検を取得した理由は、自分の英語力を何か形に残るもので証明したいと考えたためです。大学受験の際、合格するために沢山英語を勉強してきたので、(せっかく英語力が高くなっているのだから準一級を取るチャンスかもしれない)と大学一年生の時に考え、英検を受けようと思い立ちました。そこで、英検用に改めて単語を覚え直し、市販の英検過去問を利用して英語力をもう一段階高めていきました。筆記試験の一次試験を何とかパスした後は、二次試験の面接に向けてスピーキングの練習をしていきました。当日の面接官は日本人の方で、相手の発音もかなり聞き取りやすかったのですが、本番という事でかなり緊張してしまいまして笑。何とか答えをひねり出し、ボーダーギリギリで合格した形になります

総務部長

すごいです。では、ファイナンシャルプランナーに関してはどうして取得したのですか?

かめ

ファイナンシャルプランナー(”FP”と略す)試験に挑んだのは、マネーリテラシーを高めたかったためです。大学院生になり、社会に出る時期が近づくにつれ、「自分があまりにお金について知らなさすぎる」と無知を自覚する機会がありました。そこで、(何かお金に関して体系的に学べる方法はないものか)と考え、ネットや書店で色々調べてみて、ふとしたタイミングでFP試験の存在を知りました。FP3級は合格率80%オーバーの誰でも取れる資格。資格自体にはあまり価値はありません。ただ、試験合格の過程で得られる知識はプライスレスだと感じました。資格に合格するために燃やす情熱も他の分野で頑張る際にも転用できる能力だと考えたのです。FP3級合格のため、修士1年次の夏休みを半分使い、頭にお金の知識を大量に詰め込みました。猛勉強の結果、無事に合格できたというわけです

総務部長

では簿記は…?

かめ

日商簿記の資格を取ったのは、簿記の知識がモノ作りに活かされるからです。モノ作りには必然的にお金がついて回ります。いくら高品質なモノを作れたとしても、製造コストがあまりに大きければ作るのを見送らざるを得ないでしょう。簿記の知識はマクロ的な損得勘定の感覚を養うのに一役買います。さらに自分の担う工程のみでなく、工程全体のコストパフォーマンスをも考慮するバランス感まで得られるのです。いまは簿記3級しか持っていません。簿記2級に合格すべく現在勉強中なので、御社へ入社するころには今よりもっと会計知識が高まっていると思います (註:面接のちょうど一年後に2級へ合格しました)

総務部長

あなた何歳…?24歳なのにもう将来の事をちゃんと考えていらっしゃるのですね!緻密に物事を考え抜き、それを実行する行動力まで備えていらっしゃるのですね^^

かめ

お褒めの言葉、勿体ない限りです

総務部長

私からは以上になります。それは技術部長、お願いします

技術部長

はい、わっかりました~

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