
オックスフォード生活準備

オックスフォード生活の準備を本格的に開始した。まず、海外送金用カード「Wise」を申し込んだ。このデビットカードは、チャージした額を上限に現地通貨での決済や、ATMからのポンド引き出しが可能となる。
当初は現地での銀行口座開設も検討したが、Visaなしでの入国では口座開設が困難な可能性が高い。Wiseがあれば銀行口座なしでも国際送金が可能となる。早速80万円をチャージし、3ヶ月分の資金を確保した。
Wi-Fi環境の確保も検討したが、サクラモバイルでの半年間のレンタル料が16万円を超える高額だったため、代替案を模索。結果、1ヶ月10GB使用可能なSIMカードを6枚、Amazonで12,000円にて購入。Wi-Fiレンタルの10分の1以下のコストでネット環境を整えることができた。
45回目の成分献血
留学までに50回の献血達成を目指していたが、一ヶ月で6回は制度的に不可能。45回という中途半端な数字での渡航を受け入れることにした。献血未経験者が多い中、45回も続けてきた自負はある。今回は左手での成分献血となり、利き手ではない影響で血の出が悪かった。通常より20分ほど長引いた。
つみたてNISAを全額売却

留学資金捻出のため、2年間積み立ててきたつみたてNISAを全額売却。90万円の元本に対し17万円の利益を得た。20年後まで保有すればより大きな利益が見込めたが、今は前を向くしかない。オックスフォードでの自己成長を通じて、将来の収入増加を目指す。
九州大学伊都キャンパスで学会発表

学振DC1の科研費を活用し、九州大学伊都キャンパスでの学会に参加。費用全額支給での初めての学会参加に、意欲が高まった。発表前日には太宰府天満宮と宮地嶽神社で学会と留学の必勝祈願を行った。
発表自体は概ね順調だった。類似研究グループからの質問に少々戸惑う場面もあったが、その後、グループの准教授から名刺を頂き、充実したディスカッションの時間を持てた。自身の研究に対する他者からの興味は、大きな励みとなった。研究の方向性への確信と自己肯定感が高まる貴重な機会となった。
夕方は筥崎宮を参拝。折しもお祭りの最中で、活気に満ちた雰囲気を味わえた。
前期成績開示

D1前期は5単位を履修し、全科目で「優」を獲得。残すは3単位のみとなった。修士課程で一科目「良」評価を取得し、JASSO第一種奨学金の返済免除要件を満たせなかった経験から、残りの科目も「優」以上を必ず獲得する決意を新たにした。

オックスフォード大学から招待状が届く
オックスフォード大学から10月からの客員学生としてのInvitation Letterが届いた。M2の3月に決定していた留学も、しばらくの音信不通期間があり不安を感じていたが、これで正式に確定した。8月8日に航空券を購入し、3週間後には現地での生活が始まる。
留学に必要な小道具をAmazonで購入した。騒音対策用の耳栓30セット、日本製電化製品使用のための変換プラグ3個、セキュリティ対策用のパスポートケース、プレゼン用のUSB充電式レーザーポインター、データ解析用のモバイルモニター、そして思い出記録用のデジタルカメラを順次調達。
Angewandte Chemieに論文を投稿し、一日でリジェクト
ドイツの化学雑誌「Angewandte Chemie」(インパクトファクター15以上)に論文を投稿。しかし翌日にはエディターズキックを受け、あっけなく終了。数ヶ月の査読の末のリジェクトよりはましかもしれない。
続いて「Nature Communications」への投稿に挑戦。Nature系列の高水準誌への投稿は「当たれば儲けもの」という心持ちで。投稿から6日経過した9月30日時点でも返信はなく、編集者による査読判断を待つ段階と推測される。
送別会

指導教員の厚意で送別会を開催していただいた。「留学、頑張ってきなよ」との力強い後押しに、決意を新たにした。200万円の自己投資だけに、全力で取り組む覚悟は固い。
10年に及ぶ英語学習の成果を示し、日本人学生の英語習得の可能性を実証したい。誇り高き武士道精神で、イギリスでの学びを深める。2000年の歴史を持つ国からの代表として、卑屈になることなく、10月2日からの新たな挑戦に臨む。

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