
1日:海外で使えるデビットカード『wise』を契約。ポケットwi-fiは契約せず (リア幸90)

オックスフォード生活の用意を開始。手始めに、現地通貨をATMから安い手数料で引き出せる海外送金用カードWiseの申し込み。Wiseはいわゆるデビットカード。チャージした額を上限として現地通貨で決済可能することができたり、チャージした額だけ現地のATMでポンドを引き出して使えたりする (*詳細は後日解説)。現地で銀行口座を作って日本から送金してもらうのも一瞬だけ考えました。しかし、Visaなしでイギリスへ入国するから口座を作られない可能性が高く、そうなると海外で現金が必要になった際、途方に暮れてしまうことに。Wiseを一枚作っておけば、イギリスに銀行口座がなくとも国際送金が可能です。なんて便利なんだ (≧∀≦)。とりあえずWiseへ80万円チャージして3か月分の資金を準備しておきました。
Wise(ワイズ):グローバルなアカウント | 国境のない金融
続いてWi-Fiの申し込みを模索。一番お安く申し込めそうなサクラモバイルで値段を調査。半年間のレンタル料は驚異の16万円越え!そりゃないわ笑。ならばSIMカードを別途入手しネットに接続した方が良さそう。1か月10GB使えるSIMカードを6枚、Amazonで購入。お値段、たったの12,000円。Wi-Fiを借りる1/10以下の値段でネット環境を手に入れることに成功。
4日:45回目の成分献血(リア幸80)
留学までになんとか献血を50回しておきたかったけれどもちょっと無理そう。中途半端な数字で海外へ飛び立つのが何となく嫌だったのですが、一か月で6回も献血へ行くのは不可能なので諦めました。自ら定期的に何度も献血へ行くだけでも十分偉いんじゃないか? (←と自分に言い聞かせています)。一度も献血へ行ったことの無い人が周りにごまんといる中で、私だけ45回も腕に太い針を刺されにわざわざ足を運んでいるのだから。今回はいつもと勝手が違って左手で成分献血を実施。利き手じゃないので血の出が悪い。普段より20分近くも長く椅子へ座ってぐったり…
8日:2年間貯めたつみたてNISAを全額売却(リア幸90)

留学資金を拵えるためにつみたてNISAを全額売却。90万円の元手に17万円もの利益が付いてきました。売らずに済むならそうしたかった。いま売るより20年後に手放した方が確実に利益が多いでしょうから。もう終わった話、くよくよしたって仕方がない。オックスフォードで自己成長して将来の稼ぎを多くすればいい。
10〜12日:福岡で学会発表 (リア幸91)

学振DC1の科研費を使って九大・伊都キャンパスへ学会に。旅費交通費を全額支払い参加する学会はコレが初めて。 (身銭を切った分、しっかり吸収しよう)と俄然、乗り気で現地参戦。発表前日に太宰府天満宮と宮地嶽神社へ行って学会と留学の必勝祈願。発表はそこそこ上手くいきました。似たような研究をしているグループからの質問にちょっぴりタジタジになった程度。講演後、そのグループの准教授の方から「私、○○という者です」と名刺を頂きました。研究についてディスカッションをする大変貴重で充実した時間。自分の研究を自分以外にも面白いと思ってくれている人がいるのは幸せ。『研究の方向が間違っていなかった、このまま突き進めば大丈夫なんだ』と自己肯定感が飛躍的に向上。夕方は九大からバスと地下鉄を乗り継ぎ筥崎宮へお参りに。ちょうどお祭りをやっていたようで大賑わいの様相でした^ ^
12日:D1・前期の成績開示 (リア幸92)

D1・前期は5単位もの講義を受講。全て『優』とまぁまぁな成績。博士課程ではあと3単位だけ取得すればOKです。せっかくなら残りも『優』を取ってオール優でシメておきたい。修士課程ではある一つの講義で痛恨の『良』を取ってしまいました。そのせいでJASSO第一種奨学金の返済免除要件を一つ満たせなかったのです。同じことを二度は繰り返すまい。最後の学生生活、油断せず気張って『優』以上を必ずもぎ取って見せる!

15日:オックスフォード大学からInvitation Letterが届いた! (リア幸93)

「キミは10月からオックスフォード大学の客員学生ですよ」と通知するInvitation Letterが届きました。留学へ行くのはM2・3月には既に決まっていたのですが、それからしばらく相手方と連絡が付かない苦しい時期があったのです。(ホンマに留学へ行けるんかなぁ…)と疑念が生じる時もありました。イギリス行きの航空券を買ったのは8/8、渡航の2か月前だった。本日をもって留学が正式決定。もう大丈夫。心配せずとも3週間後にはオックスフォードに居るはずです。
18日:耳栓や変換プラグなど留学に必要な物資を購入 (リア幸94)

留学先で必要な小道具をAmazonでいくつか購入しました。
まずは耳栓。騒音で困らされないよう30セット大量購入。次に変換プラグ。日本とイギリスとではコンセントの形が違うらしく、オックスフォードで電化製品を使えるように3個購入して万全の備えを。それからパスポートケース。変な電波を当てられデータを抜き取られぬよう頑丈かつもオシャレな一品。あとはプレゼン用のレーザーポインター。ノートパソコンのUSBで充電できる便利なヤツをこの機会に入手。24日にはモバイルモニターを購入。データをたくさん解析するためデュアルディスプレイで作業ができるよう。最後にデジタルカメラをGET。オックスフォードで写真をパシャパシャたくさん撮ってブログへ載せるために。
20日:Angewandte Chemieに論文を投稿→翌日リジェクト (リア幸90)

ドイツの化学雑誌『Angewandte Chemie (アンゲヴァンテ・ケミー)』に論文を投稿。インパクトファクター15点越えの一流雑誌の一つです。 (査読はいったいどうなることやら…)と思っていたら翌日にお返事。あっけなくエディターズキックを食らってアンゲへのチャレンジは一日で終了。何か月も散々粘った挙句にリジェクトされるよりかはマシだ。まさかたった一日でリジェクトされるとは思っていなかったのだけれども笑
24日:Nature Communicationsに論文を投稿 (リア幸85)

次の投稿先は『Nature Communications』。言わずと知れたNature系の高水準な雑誌の一つ。”引っ掛かったら儲けものだな”といった程度の心持ち。まさかアクセプトされるだなんて流石に、流石に思っていませんよ (←本当か笑?)。もし間違ってアクセプトされたらブログで大騒ぎを演じるつもり。投稿から6日経った9/30でも未だに雑誌からお返事が来ず、編集者たちがいま一生懸命査読へ回すか悩んでくれているのでしょう (査読へ回ったらいいな^ ^)
29日:送別会 (リア幸90)

指導教員が厚意でパーティーを開いてくれました。「留学、頑張ってきなよ👍」と力強く後押ししてもらいました。そりゃ勿論、頑張りますとも!200万円もの身銭を切って留学するから頑張らないわけにはいかないでしょう。コッチは日本の学校で英語を10年間も学んできたんだ。多くの学生は英語を話せずじまいだけれども、”やりようによってはペラペラになるんだ”と身をもって証明してやるつもり。誇り高き武士道精神でもってイギリス人を蹴散らしてやる。イギリスで沢山の学びを得て帰国するのは勿論のこと、イギリス人に武士道を叩き込んで帰って来ます。卑屈になる必要はない。コッチは2000年も続く国から来たんだ。絶対に負けられない熱い戦いが10/2にキックオフします。日本代表として向かうのだから情けない振る舞いはできません。
来月から3月末まで研究室生活春夏秋冬シリーズは休刊。その代わり、週刊オックスフォードと称して留学生活の模様を毎週お届けします。
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