研究室生活春夏秋冬vol.54 D2・8月|冷蔵庫とミニPCをGET!難産だったA報を投稿。三年ぶりにTOEICを受験

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25日:3年ぶりのTOEIC@北海道科学大(リア幸70)

TOEICを受けた理由

自己研鑽のためTOEICを受けてきた。

TOEICはM1の4月以来、3年ぶりの受験。前回はリスニングが370点 (75%)、リーディングが415点 (84%)、合計スコアが785点。決して悪くはない点数。しかし、受験から3年経ち、有効期限が切れてしまってこの素晴らしいスコアが使えなくなった。なんというクソみたいな酷い制度だろうか。一度合格すれば資格が生涯有効な英検を見習って欲しい。ETSさん、どうか英語の試験でビジネスを企まないで貰いたい。こっちは一回の受験で7,000円以上もの受験料を支払わなきゃいけないんだから。ハーゲンダッツ25個分だぞ?!イワシ缶なら30個は買えるってんだ。

愚痴はさておき、企業就職前に有効なスコアを得ておけば会社で何かと役に立つだろう。3月、広島で企業を訪問した際、昇進時にTOEICのスコアが要るからと聞いたような、聞かなかったような。昇任前に慌ててTOEICの試験を受けに行くぐらいなら、時間と気力と愛と勇気の有り余っている今のうちに行っておくのが得策。会社員になれば日々の業務でゲッソリやつれ果てるのが目に見えているし。それに、D1の10月から行ったオックスフォード大学留学🇬🇧の成果が如何程なものか確かめておく必要がある。イギリスで自分の英語力がどの程度まで高められたのか興味がある。あの厳しくて辛い留学生活を乗り越えたんだ。スコアは上がっていないとおかしい。どれだけ悪くても800点台には乗っていてほしい。あわよくば900点台。苦手なリスニングの出来次第だな。

TOEIC受験に向け、3週間前からTOEIC模試を5回分実施。さすがにノー勉ではハイスコアを望めない。TOEICを最大限リスペクトしたうえで万全の対策を施した。リーディングは楽に9割を取れる。時間は5~10分ぐらい余りそう。問題はリスニング。マジでちょっと何を言っているのか分からない。もごもご喋るカナダ人女性の発音が鬼門。どれだけ注意して聴いても聴き取られない。おまけに肝心の問題文はたった一度しか読まれない。一度きりの読誦なんだから、もっとハキハキ滑舌よく喋ってくれなきゃ困る。リスニングは8割前後の出来。大崩れもせず、大当たりもせず、いつも8割程度。総合9割を狙うには、リーディングで満点を狙うしかない。リスニングで8割しか取れない以上、リーディングで10割を取ってようやく平均9割になる。もうちょっとリスニングは何とかならぬものか。音読やシャドーイングを試みたものの、結局最後までカナダ人女性の発音は何を言っているのか分からなかった。

会場までの移動

試験当日は北海道マラソン開催の影響を受け、札幌中心部の交通網に大幅な変更が生じた。家の近くから試験会場までの直通バスが交通規制で運航中止に。北海道マラソンが開催されることぐらいは知っていた。一応、私もランナーの端くれである。北大を練習拠点とし、日々大粒の汗を流している。交通のことまでは思い至らなかった。迂闊だった。バスを使っていく予定だったけれども、バスが運休であると知って慌ててプランを変更した。

家から30分歩いてJR札幌駅へ。函館線の各駅停車に乗って17分で手稲駅まで。手稲駅にはよくお世話になっている。B1で札幌競馬場清掃のバイト面接に行ったのも手稲駅だったし、運転免許更新センターも、大型ごみ回収センターも手稲駅近辺にある。手稲駅は札幌近郊で二番目に利用者の多い駅。私がホームに降り立つと同時に、同じ列車からたくさんの乗客が下りて改札を通っていった。

手稲駅から会場の北海道科学大学 [HUS] までは歩いて25分。駅からHUSまでは連絡バスが通っているとのことだったが、時間帯が悪かったのか、駅でバスを見つけられず、徒歩での移動を強いられた。HUSの建物は、筑波でお世話になっている国研のようなアカデミックな作り。カッコいい。しかもきれい。タイルもペンキも剝がれていない。どこぞの旧帝大とは大違い。私の所属する研究棟なんて外面は廃墟同然だし、内側もトイレの窓の隙間から雑草や太い蔓が入り込んでいる有様。設備面では私学の方が圧倒的に上。早稲田や慶応はもっと凄いんだろうな…

試験会場の座席は教室の左サイド。サッカーのフォーメーションで喩えれば、3-4-2-1の左ウイングバックの位置。しかも壁沿い。周囲に座る受験生の数が少ない分、試験中に気を散らさずに済ませられそうな気が。右隣にはおっちゃん、後ろにはおじさん、前には同世代の女性。特におっちゃんが凄い。自身の名前を鬼気迫る顔でマークシートへと刻み付けている。職人の雰囲気さえ醸し出している。さてはこのおっちゃん、TOEICカー (トイッカー)か?満点を取るまでTOEICを受け続け、己の情報処理能力の限界に挑戦する人種かもしれない。

試験開始

落ち着いた心境で試験を開始した。

まずはリスニング。Part.1は描写問題。これはできる。問題なく満点。Part.2は一問一答。何を言っているのか分からぬカナダ人女性が登場するパート。かなり怪しい問題が4~5問あった。カナダ人よ、頼むからもう少しハッキリ喋ってくれ。もごもご喋ってもいいから、二回喋ってくれ。一回じゃ無理。全く聴き取られない。

Part.3は会話問題。模試より読み上げ速度が速かったせいか、確信を持って答えられなかった箇所が7~8問あった。一つの設問に対する答えを選んでいる間に次の設問のヒントが流される。当然、聞き逃してしまう。ボロボロと点数を失う。勘で答えた箇所も多かった。Part.4は長文リスニング。このパートは得意。Part.3よりかはできた。リスニングの出来は、模試と同様、8割程度だろうか?TOEICは正答率とスコアが違うらしいし、どの程度までスコアが上がるのか期待したい。

次にリーディング。900点突破のためには満点が必要。Part.5は文法問題。迷った問題はない。全部サクッとできた。Part.6は穴埋め問題。これも簡単だった。あっけなく全問クリア。さっきから右隣のおっちゃんがすごい勢いでページを手繰っていく。自分が2ページめくる間におっちゃんは3~4ページもめくっている。この人、本当に解いているのかな?全問ちゃんと解いているなら現人神として尊敬せねばならない。

Part.7は長文読解。最後まで集中力を保たせられるかだけが肝。これまで5回分の模試演習をしたが、リスニングとリーディングを5回とも別日で行っていた。一度も通しで演習したことがない。なぜか?疲れるからだ。2時間もぶっ通しで試験をやったら、その日は他の作業へ手をつけられないほど疲労困憊になってしまう。本番では疲れただなんて言っていられない。目標スコア突破のためには歯を食いしばって最後までやり切る必要がある。175番まで解き、深呼吸した。あと25問、頑張ろうと自分にカツを入れた。その直後、右隣のおっちゃんが回答を終えた。マジかよ笑、もう終わったの?まだ30分ぐらい余っているけれども… やはり、このおっちゃんは只者ではなかった。TOEICカーの真髄を見せつけられ、尊敬と畏怖の念で全身に鳥肌が立った。持てる体力を総動員して最後まで回答。試験時間を5分余らせられた。最後はマークシートの確認。マークにミスやズレがないかチェック。200番まで確認し終えた瞬間に終了の合図が。終わった。疲れた。でも、やり切ったかな。

リーディングは9割オーバーは固い。自己ベスト更新は確実だろう。もしかしたら満点かもしれない。なんせ、分からなかった問題が一問もなかったのだから。あるぞ、10割。ひょっとしたらひょっとするかもしれない。リーディングが全問正解ならトータルで900点を超える。900点を超えたら神になれる。就職後、合コンでもてはやされるかもしれない。「実はオックスフォードへ行ったことがあって…」とボソッと言えばモテること間違いなし。頼む、900点を超えていてくれ!!もし超えていなかったら12月にリベンジマッチをやるつもりだ。成績はWEBで9/13に公開されるよう。ここまで言っておいて840点ぐらいしかなかったら笑うしかない (笑えない)。

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