学振DCの存在を知ってからDC1に内定するまでの軌跡

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【M1・冬】JSTフェローシップへ申請、採択

不安いっぱいだった自分の気持ちを晴らすような出来事がありました。M1のクリスマスイブ、JSTの博士進学者対象フェローシップ(以下、FS)に第一期生として採用されたのです[関連記事]。

採用される前の月、指導教員が学生部屋へ慌ただしい足取りで駆け込んできました。名前を呼ばれ、何かやらかしちゃったかな…と気まずい気持ちで先生の部屋へ。

すると先生、「3日後締め切りのFSの申請書を書いて」と急に言い出すじゃないですか。「博士進学者へ月15万円配る制度ができたから」とFS申請を猛プッシュしてきました。これまでお金にまつわる申請書なんて一度も書いたことがありません。しかし、ココで書き上げなければ、15万円を貰えず生活に困るでしょう。やり方なんてさっぱり分からないし、当時はAIもなかったから、自分で書くしかない。

指導教員や共同研究者らが過去に作った申請書を真似して、大急ぎで書き始めました。絶対間に合わないと思っていたけど、締め切り数時間前に申請書を書き上げられました。執念の力ですね。翌月のクリスマスイブは札幌駅前の献血センターへ成分献血に行っていました。その帰り道、メールにてFS採用の知らせを受け取り、小躍りしながら人込みをかき分け、帰宅してから祝杯を挙げました。

【M1・2月】学振の申請書を書き始めた

学振DC1の申請書を書き始めたのはM1の2月でした。2月の時点ではまだ前年度のフォーマットしか公開されておらず、年度が替わっても書式が変わらなさそうな研究計画欄から作り始めました。

計画執筆時点で、頭の中にはD進後にやりたいことがたくさんありました。書きたいことは山のようにあるなか、それらを体系的かつ論理的に記していかねばりません。ブログのように漫然と文章を書くわけにもいかず、構成に頭を痛めました。

研究計画の執筆で手が止まった時は、自己分析欄作成で気分転換。M1の2月は就活もしており、就活のため行っていた自己分析が申請書作成で大いに役立った形です。

自己分析欄作成へあまりに力を入れすぎた結果、研究計画欄の記述へ割ける力がほとんど残っていませんでした。どう考えても優先順位が思い切り間違っていましたね。それでもDC1用申請書をどうにか作り上げられたのは、FS申請時に作った研究計画をブラッシュアップするだけで良かったから。先に苦労しておいたおかげで後の自分が助かったのです。先生、本当にありがとうございました。

【M2・4~5月】申請書完成&友人と見せ合いこ→申請!

申請書本編と推薦書が完成したのは、M2の4月のことでした。申請するのはM2の5月で、1か月間の余裕を残して無事に出来上がりました。

完成品を指導教員に見せて添削していただき、それだけではどうしても不安だったので、D進する同じ専攻の同級生Sくんと見せあいこしました。いくら同じ専攻とはいえ、専門分野が違えば、扱う研究の方向性も異なります。Sくんの申請書に書かれた内容は面白そうには思えたけれども、完全に理解できたかといったら自信はありません。当然、Sくんも私の申請書に似たような感想を抱いたでしょう。互いに「このままじゃマズいんだな」と危機感を抱き、専門分野外の人にでも内容が伝わるよう、申請書のメジャーリビジョンへ取り掛かりました。

ゴールデンウィークが明けてすぐ、申請書を提出しました。提出する直前まで間違いはないかと誤字を探したり、もっといい表現はないかと表現に工夫を凝らしたりする作業が続きました。

私はM2の5月までにブログ執筆を3年間やってきましたが、1万字越えの記事を作った経験など過去に数回しかありません。まして、文章に己の命運を委ねるだなんて人生を通して初めてのことで、提出ボタンをクリックする時は緊張で手が震えました。

【M2・9月】採用!

申請からおよそ4か月後、M2の9月下旬に採用結果が公開されました。結果は採用。小区分44人の応募者のうち8人の採用者に選ばれたのです。

採用結果は、つくばの某・国研のデスクにて目に焼き付けました。採用の2文字を見つけた瞬間、超小声で「ぃよっしゃーーー!!!」と海老反りになって大喜びし、申請書作成に力を貸して下さった指導教員や共同研究者さんへすぐさまメールでご報告しました。両者とも我が事のように喜んで下さりました。

博士課程在学中、学振DCのお金を使って海外留学を志していました。もしDC1に落ちれば海外留学など夢と化していたのですが、幸運にも採用されたおかげで、留学の夢を繋げられました。

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